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カスタマーレビュー数:16
販売価格:2714円
中古価格:2757円
定価:4935円
発売:角川エンタテインメント
発売日:2009-06-05
出版日:
種別:#
ランキングには入っていません
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言葉にならないほど
2009-09-30
4人中 3 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
だまされたと思って一人でも多くの人に観て欲しい。そう思える傑作です。 <br /> <br />満足に宣伝がなされなかった悲運もあり、あまり話題にならなかった印象がありますが、 <br />同じチェロが出てくるあの教科書通りの映画と比べるのもなんですが、 <br />合成がチャチいとか構成についていけないとかしか言えない人は、そっちを観ていたらいいので、 <br />お願いだからこの映画の悪口を言わないで欲しいです。 <br /> <br />観ながら思い浮かんだワードは、中島哲也、「地下鉄のザジ」、つげ義春、「Dolls」です。 <br />そこに、大林監督の熟達した抜き差しの手腕が光ります。 <br />けっこうお年だと思うのですが、感覚が全く古くさくない。 <br />論理だけで撮ってはいないのでモダンと言う言葉は適切ではないですが、 <br />「映画ってここまで自由になれるんだ」と、映画というもののポテンシャルにすら <br />感じ入ってしまいました。 <br /> <br />音楽も素晴らしい。子役も素晴らしい。もちろん合成も、時制操作も。 <br /> <br />大林監督、確信の狂い咲き、と言いたいです。
フレームの中に自分を見る不思議
2009-11-03
3人中 2 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
リアルを極めれば極めるほどフレームの中の出来事が自分と無関係になっていく <br />その逆を徹底的に狙った映画だよ、コレ <br /> <br />時制の混乱、意味の消失、無駄なエピソード、不自然なライティング <br />全てが計算されていて、自分が今何見てるのかを絶えず自問自答させられる <br />結果、記憶の中のフレームにストーリーと並行して自分の思いが表れてくる <br />自分の夢の記憶と手触りがそっくりな感じで... <br /> <br />メタストーリー以外にこんな方法もあるんだ〜と素直に感動しました
ある意味で原作通り
2009-09-20
5人中 3 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
映画ー原作ー映画(再) の順に鑑賞し、滂沱致しました。 <br />都会と田舎の関係ばかりでなく、街中にも、本人が望めば還る場所と人がいる。 <br />そういうことを発見しました。 <br /> <br />原作のストーリーを「全て」盛り込んだことが、原作を好きな方にとっては <br />「読んだ通りに再現されていない」映画になる可能性を高めたのだと思います。 <br />わたしは「逆」に、映画に採り上げなかったエピソードがふたつ、 <br />(これもシーンに入れてもいいなあ、でも意図してカットしたんだろうなあ)と思って2度目を見ました。 <br />(ひとつは母以外が夕食を作るシーンです。) <br /> <br />原作は、映画に登場したひとりひとりの、背後に秘めたサイドストーリーとしても <br />充分楽しめました。 <br />もちろん原作単体でも傑作です。どちらも素晴らしい。 <br /> <br />物語、特に死が主題の作品をつくる側の礼儀として、 <br />現実世界に忠実に再現するのか、 <br />おはなしの部分を現実とはき違えないように、つくりものを観客の脳内で変換させる余地を残すのか。 <br />監督は、ずっと後者の立場です。 <br />わたしは、監督の姿勢を全面支持します。 <br /> <br />映画館に足を運んだ方は、ファンタジーのお芝居を観て、館を出た先を生きる糧にするのです。 <br />だから、ファンタジー内に見えることは全て真実だし、ホンモノそっくりにつくってはならない。 <br />現実の生死にへとへとな人間は、映画の中でそっくりな世界を観たくありません。 <br /> <br /> <br />大林監督は「さびしんぼう」で、「あした」で、「なごり雪」で、命が尽きたとしても、 <br />後世に残る仕事をした監督となったでしょう。 <br />長く生きて、新しい作品を作り続ける大切さを、いつも学ばされます。
好みの問題
2009-06-20
21人中 11 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
とりあえず原作ファンの方はお気をつけ下さい。この作品は重松清の「その日のまえに」ではありません。大林宣彦の「その日のまえに」です。まったくの別物を観るという心の準備を。 <br />以下、完全に主観の感想です。 <br />お涙ちょうだいにはしたくない、原作コピーにもしたくない、おおいに結構です。ただ、原作ファンとしてはあらゆる面でズレた作品になっているとしか言いようのないものでした。 <br />監督は、近年説明しすぎる作品が多いとおっしゃっていますが、この作品はいたずらに意図の分からないカットがちょくちょく挟まり、終止首をひねるばかりでした。伝わらない投げっぱなしの作品を否定はしませんが、あくまでも原作物だということをお忘れなのでしょうか。これだけ原作を引っ掻き回しぶっ壊すのであれば、オリジナル作品として撮ればよかったでしょうに。ただ単に原作の名前を利用して、乗っかっているだけのようにしかみえません。 <br />映像はかなり安っぽく、駅や電車のシーンの驚愕の合成は、テレビのバラエティのコントかと思いました。 <br />役者の演出にしても、「過剰になりすぎないごく自然な演技」と「ただの大根役者の演技(どうやらコチラがお好みなようで)」の区別もつかないのでしょうか…。 <br />私は大林ファンでも宮沢賢治ファンでもありません。ただ重松清の「その日のまえに」の映画が観たかっただけなんです。そういった意味で、完全に間違った買い物をしてしまいました。 <br />あくまでも自己責任ですけど。
死者の祭典
2009-06-13
9人中 5 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
大林監督作品はこの「その日のまえに」が初めてなのですが、この映画はまさに死者の祭典と言える作品だと思います。ラストシーンの死者や、死と向い合ってきた人達の心象風景が花火、祭りと共に描かれていて、恐怖を感じる程感動いたしました。更に、挿入歌や主題歌に使われているクラムボンや原田夏希の宮沢賢治原作の「永訣の朝」の曲は圧巻と言える程、壮大で美しい曲であると思います。 <br />南原清隆氏の演技も大林監督の意向に添った素晴らしいものだと伺えます。 <br /> <br />賛否両論の映画と前評判で聞いていました。 <br />賛否両論の評価が出る程良い映画ではないかと思いました。兎に角、音楽と映像がこれほどまでに巧く重なり合っている作品は今までになかったのです、、。 <br />素晴らしい、、、、、、、