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カスタマーレビュー数:15
オルタナティヴロック >
43位
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夢から覚めてもなお
2008-06-29
30人中 26 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
かねてからメンバーが告知していた通り、今回の新作は今までになく「アコースティック」な仕上がりだ。 おなじみの轟音ギターや凝った細工を施した幻想的な音はかなり鳴りを潜め、ナチュラルなギターにピアノ、管絃楽器やパーカッションの数々が響き合っている。 何より印象強かったのは、今までは楽器のひとつのように音の波間を流れていたヨンシーの声が「ヴォーカル」としての立ち位置をはっきりとさせていたこと。音同士が共鳴して溶け合うようなお得意の加工も少なく、演奏全体が骨太になった印象を受けた。 なだれ込む轟音にこっそり隠すように光らせていたポップセンスも最大限に引き出されていて、シガー・ロスの作品としてはかつてないほどRock&Popsとしての強い力を持つアルバムである。 その分、これまでの作品に特徴的だった夢うつつを漂うような雰囲気はあまり感じられないように思う。初めて聴いたときは、幸せな夢から覚めてしまったかのような肩透かしを食らったのも事実である。 しかし、シガー・ロスの音楽が持つものは、決して一辺倒の手法でしか表現できないものではないということが、このアルバムで証明されたようにも感じ取れた。これまでの夢うつつから飛び出してもなお、彼らの生み出す音楽には素晴らしい世界が確かに広がっている。ジャケットにあるような晴れやかな開放感と喜びに満ち満ちた世界が、力強く刻まれているのだ。 まどろまずとも、自分たちの生きる世界はこんなにも美しいのだと、教えられたような気がした。 この作品が「転機」となるのか「異色」となるのか。 いずれにしろ、彼らの長く続くであろう音楽活動における偉大なマイルストーンとなることは間違いない。
音楽は世界を変えることができるのか
2008-06-29
19人中 11 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
素晴らしいです。 これは買う価値のある作品だと思います。 何度も何度も聴きました。 彼等の作品はどれも素晴らしいのだけど、 全体的にまた一歩進んだ感じ。 サウンドプロダクションが進化している。 メジャーでやってもプロデューサーが一流でも、本質が損なわれていない のが、彼等の凄い所ですね。 意志が強い。本質がブレない。 頭2曲で、ずっと聴いているファンに何かを投げかけているように聴こえました。 いつまでも同じ場所に居ない、とばかりに。 そうです、彼等も僕等も、日々いろんな事が起こっては、変わっているんですよね。 そして最後の「All right」。。。素晴らしいです。 英語で歌っているようです。 I wanted to know what I have done I wanted to know right now maybe it's time tomorrow maybe today あたりがとても素晴らしいですね。 最近は、ボサノヴァを聴いています。 ジョアンやジョビンが50年前にやろうとしてたことって、今sigur rosが やろうとしてる事と繋がる部分あるなあと。 自国の文化/歴史をリスペクトしつつ、新しい風を起こす事、そして世界を変え ようとする意志。 僕らは音楽で世界を変える事が出来る。 sigur rosやジョアンジルベルトを聴いていると、そんな事を考えてしまいます。 そして、過去3度日本でライブを観ていますが、彼等は本当にライブが素晴らしいです。 機会があったら観てほしいです。 僕は今回のツアーは日本と海外で観たいです。
静かな爆音好きは買い
2008-07-06
15人中 10 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
大筋 Takk... です。最高です。 ついつい音量がUPします。 私は音楽にメッセージ性なんか一切求めない タイプなんでその辺は他の人に任せます。 純粋に音に感動します。Sigur Rosを リアルタイムに聴けて幸せです。
最高傑作!!!!!
2008-06-27
12人中 8 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
まだ今年も半年残ってるけど、もうこれ以上の作品は出ないって断言したくなるくらいスゴい! もともと素晴らしいバンドだったけど、今作はほんと神懸かり的です。 ある意味ポップで聴きやすい作品になっているけど、 過去の作品を水で薄めたようなものになっていないところに確実にバンドの成長がうかがえます。 今までのファンの人はもちろん、ちょっと敷居が高そうでって敬遠してた人もぜひ。
降りてきた
2008-07-08
10人中 8 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
それは例えていうなら天使である アイスランドの天上人/Sigur Rosによる5thアルバム。キラキラと軽やかに、有機的な音因子が弾けるオープニング・トラックは、さながらAnimal Collectiveのようなフリー・フォーク。打ち震えるストリングス/チャーミングな各種器楽の音色がこれまでになく強く前面に立ち現れ、Sigur Ros独自の世界へと無邪気にじゃれついていく。階段を駆け上がるようにブラスセクションが上昇するTr.4"Vid Spilum Endalaust"は、GY!BEの"storm"を思わせる華やかなインパクト。アイスランド語と造語(ホープランド語)を交えて幻想的に蕩揺たう前半部から、高速のマーチング・ドラムに乗って高らかに舞い上がる後半部へと展開する10分間の"Festival"で大きなクライマックスを描く。アルバムはそこから一気に静謐さを増し、リリカルなピアノ・フレーズやアコースティックな器楽群、それと睦み合うヨンシーの美声を中心に、時折オーケストラルな彩りを添えつつ終着点へと緩やかに落ちていく。 サウンド・プロダクションとしてはこれまでになく大胆に変化を取り入れているはずなのに、トータル感覚的には前作・前々作にあったようなドラスティックな転換要素を感じなかったのが不思議といえば不思議。他に比べるものの無い独自の世界の中で、無理なく変化していくバンドの姿がハッキリと見える。