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街場の教育論詳細情報とランキング

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街場の教育論

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街場の教育論

内田 樹
お勧め度:ユーザ評価は4.0点です カスタマーレビュー数:25

販売価格:1680円
中古価格:895円
定価:1680円
発売:ミシマ社
発売日:
出版日:2008-11-15
種別:# アマゾンの詳細ページを開きます

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街場の教育論のユーザレビュー

評価:ユーザ評価は5.0点です 自分の問題として教育を考える事を気づかせてくれた良書 2008-12-10

33人中 27 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

書店の店員さんの手書きポップに惹かれて買ってしまいましたが、大当たりでした。 <br /> <br />いわゆる成績を上げる為のHOW TO本ではありません。また、「こんな日本の教育に誰がした」的な責任を他に転嫁し糾弾する類の本でもありません。教育とは、学ぶ、教えるとはどういう事かを真剣に深く考え、それをわかりやすい文章で伝えてくれる本です。 <br /> <br />教育の現場で起きている問題は単純なソリューションで解決できるものではなく、社会、家庭、行政にまたがったいくつもの構造的な問題に起因している事が良くわかりました。 <br /> <br />新聞やテレビや日常の会話でも、ともすればみんなが他責にしたがる教育の問題ですが、この本を読んで自責としてとらえべきだと思いました。なおかつ、教育の問題についてはイージーなソリューションは存在しないという事を理解した上で、現場の先生達のモチベーションを上げる事を真剣に考えるべきだと強く感じました。 <br /> <br />深く考えずに安易に日本の教育(さらに言うと社会全体)に「グローバリズム(グローバル資本主義)」を導入してしまった事に対する批判は、「暴走する資本主義」(ロバート・ライシュ著)と通じるものがあると思います。 <br /> <br />読んでいて目からウロコが何枚も落ちました。知的刺激を受ける良書だと思います。

評価:ユーザ評価は5.0点です 斬新なのか、本来なのか、躍動感ある11講 2008-11-23

36人中 26 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

本書では、初等から高等教育まで、これまでの主流な教育論とは異質なものを軸とし、現在の教育の課題やその伏流を俯瞰し、反省もし、提言も行っている。教育制度は、惰性の強い制度であり、連続性を立ち切ることはあり得ないこと、教育論は著者の論も含め、過激になる傾向であること、教育改革の主体は現場の先生方であることを前提に、論を展開する。「昨年に比べ今年は、教育についての議論が活発ではなくなったので、祭りのあとの間が抜けた物売りの様である」とは本人の弁であるが、気がついたら、どんどんと通行人を引き止め、ぐいぐいと引き込ませてしまう迫力である。キャンパスでは、いかに知性が起動し始めるか、全国の大学で強いられる「評価」に携わった経験からの含蓄のあるメッセージ、子どもたちにとってよい教員の姿は多彩で画一ではないこと、現在の子どもたちの奇妙な共通性、子どもたちは葛藤することで成熟すること、最後には「宗教教育は可能か」という問いにもチャレンジしている、ダイナミックな11講である。現場の先生方、教育改革に携わる方に限らず、大学生までを含めた子どもたちと関わるすべての方が一読されますように

評価:ユーザ評価は5.0点です 「街場」という究極の現場主義 2010-03-01

2人中 2 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

日に一万人以上が閲覧するというお化けブログ「内田樹の研究室」を運営 <br />する著者。かのブログでは常日頃、国家でも武道でも映画でもなんでもお <br />気楽に論じている著者であるが、「教育行政」や「教育ビジネス」を叱責す <br />るときの筆致は、いつになく厳しくなる。肩書きは大学教授で、当たり前と <br />言えば当たり前だが、この人の何が何でも譲れない思想は、おそらく「教 <br />育」の分野にこそあるのだろうと思う。本書はそんな著者書き下ろしによる、 <br />待望の教育論集だ。 <br /> <br />バラエティーに富む11の章で構成される本書だが、その中で著者がもっとも <br />声を大、ならぬスピーカーまで引っぱり出してきて叫びたいのだろうその主張 <br />は、「(現場の人以外は)教育をほっといてくれ!!」というもの。ここらへんは著 <br />者のバックボーンにあるフランス現代思想のエッセンスが色濃く反映されてい <br />るが、彼に言わせれば外野(たとえ親だろうとこの場合は外野だ)がどんなに <br />手をこまねこうが、実際に教壇に立つ教師が精一杯頑張らねば立ち上がらな <br />いのが、 教育というものの構造的本質なのだ。詳しくはぜひ、本を手にとって <br />もらいたい。 <br /> <br />ただ予め言っておくと、実体的なテクニックを求めてこの本を手に取った人は、 <br />おそらく失望とともに本を置くことになるだろう。なぜならこの本で内田が唯一 <br />教育について実践的なアドバイスらしきものとして語るのは、先に書いたとお <br />り「現場の人、自分のできることを精一杯やろう!」だけなのだ。しかし、マニュ <br />アルのような定量的なものとして与えられないものこそが教育であるというの <br />がこの本の主張であるし、また「あとがき」にはこうある。 <br /> <br />「現に教壇に立っている先生たちができるだけ元気でいられて、いろいろ創 <br />意工夫する意欲が沸いてきて、仕事があまりうまくいかないときもそんなに <br />落ち込まないでいられるような、そんな気分になれる本を書こうと思いました」。 <br /> <br />僕はここにある文句を単なる売り口上とは思えない。というのは僕自身、自 <br />分は教師でもないくせに(弟は教員になる予定)この本から、ものを考えるこ <br />とについての意欲を、多分に受け取ったからだ。内田樹の本はいつも、自分 <br />でもものを考えたり書いたりしてみたくなる、そういう知性を触発する(挑発す <br />る?)何かが配合されている。この本も、その一冊であることに間違いはない。 <br />

評価:ユーザ評価は5.0点です 教師たちよ、これを読んで元気になろう! 2009-01-06

14人中 10 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

「教育改革の主体は教師」のくだりに共感。 <br />保護者には「教育を受けさせる義務」がある。法律が変わってもそれを支えるのは現場! <br />政治家がなぜ教育改革をめざすのか、著者の論理は明解であり痛快である。 <br />悩める教師たちにこれを読んで元気になってもらいたい。

評価:ユーザ評価は4.0点です 街場だからこんなもんか 2009-02-16

7人中 5 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

 教育に悩む現場教師として読みました。どうして子供たちはこんなになっちゃたの?どうして「起立」と言われるとのろのろ立つの?日々絶望の淵で教育をしているものとしては、即解がほしかった。でも、この本は与えてくれなかった。 <br /> 教育というのは惰性の強い営みであり、このような状況にしてしまったのは、親、行政、教師、社会、すべての子供を取り巻く環境が責を負うのだから、すぐにどうこうというのは無理であるという。やっぱりな。その正直さがさわやか。皮肉ではない。 <br /> 時間はかかるけど、やっていくしかないよ。教師は、しらっとした生徒相手に、理想を語り、外部への離陸を促すのだ。やるっきゃないのだ。