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動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか詳細情報とランキング

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動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか

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動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか

福岡 伸一
お勧め度:ユーザ評価は4.0点です カスタマーレビュー数:43

販売価格:1600円
中古価格:880円
定価:1600円
発売:木楽舎
発売日:
出版日:2009-02-17
種別:# アマゾンの詳細ページを開きます

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動的平衡 生命はなぜそこに宿るのかのユーザレビュー

評価:ユーザ評価は4.0点です 心地よさだけでは 危ういかもしれないと思いながら 2009-04-22

49人中 36 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

 福岡伸一の本を読むのは3冊目である。 <br /> <br /> 彼の一連の著作の魅力は生物学を哲学として一般的な読者に解説出来る その話術にあると思う。読んでいて分かりやすいし また 表現が柔らかく 詩情が漂う部分もある 実に読ませる。 <br /> <br /> 但し 一般的な読者の一人として そういう話術に陶然としながらも ある意味では気をつけなくてはいけないような部分もあると感じる。 <br /> <br /> 例えば 遺伝子組み換え作物に関して 著者は「バイオテクノロジー企業の強欲」と断定している部分がある。 <br /> 説明は明快であるし なにより「米国のバイオテクノノジ―企業が強欲でないわけがない」という直感もあり 読んでいて心地よさも感じる。但し農薬や遺伝子組み換え作物を全て根絶した場合に 果たして 地球は 巨大な人口を養えるだけのサステイナブルな農業生産が可能なのかという視点はあるべきではないかと思う。 <br /> この点に関しては 僕自身に知見がないので 判断は出来ないが 例えばロハスという運動が 本当に世界の大きなうねりになるとしたら 世界の飢餓・貧困問題を扱う「射程距離」がそれに備わらないといけないはずだ。個人的にはロハスという考え方には魅力を感じているだけに 大いにそういう課題に取り組むべきだと思う。 <br /> <br /> 繰り返すが 福岡の著作は読んでいて心地よさがある。今後ももっと読みたい。それだけに十分自分なりの批判的な視点も確保しておかないといけないと考える次第だ。生物がかように面白いと感じるのは 著者と三木成夫という方のお陰である。 <br /> <br /> <br /> 

評価:ユーザ評価は1.0点です ニューエージ、スピリチャルな方にお勧め 2009-10-18

28人中 19 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

非常に売れた新書で、なんて文章のうまい科学者だろうと思った。この印象は今回も裏切られず、読みやすく詩的な表現は文系向きとも思った。 <br />だが、途中から、ライアルワトソンを出したあたりから、この方ってスピリチャル系なのかと思い出した。そのごロハスを礼賛し、いかにも今どき流行の「エコ」な方だと認識。 <br />科学者による科学的な話を期待していたのに、裏切られた。ニューエージ系、スピリチャル系の方々には親和度高いと思う。 <br />今後、「科学者」としての福岡氏の動向に注目せざるを得ない。ニセ科学の匂いがちょっと私にはするから。

評価:ユーザ評価は2.0点です タイトルから期待する内容とは違う 2009-08-13

31人中 19 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

「ロハス」あるいは「持続可能なライフスタイル」に関して著者の生命観に基づいて論じている本です.あとがきを読んで知ったのですが,「ソトコト」などの雑誌での連載をまとめたものです.そのせいか散漫な印象を受けます.憶測で何となく議論が進んでいる部分が多く(例えば,「なぜ若いときほど時間が長く感じるか」(p42),「なぜ,人は渦巻きに惹かれるか」(p249)などは説得力が感じられませんでした),科学者が書いたものを期待するとがっかりします.

評価:ユーザ評価は5.0点です ちょっと情緒的な科学啓蒙本 2009-12-20

6人中 4 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

雑誌「ソトコト」に連載されたエッセイをまとめたものです。 <br />章ごとの関連性は薄く、各章独立しています。タイトルの「動的平衡(Dynamic equilibrium)」は、第8章の「生命は分子の『よどみ』」から来ているようです。動的平衡がなんたるかを、語るためにすべての章を割いているわけではなく、科学に興味を抱かせようと、エンターテイメント性のあるトピックを書いていたら、こんな本になったという印象を受けました。 <br /> <br />第8章をレビューします。 <br /> <br />「動的平衡」はシェーンハイマーが名づけた言葉です。彼は、アイソトープ標識をつけた食べ物を与え、分子の行方をトレースしていきました。分かったことは、「生体を構成している分子は、すべて高速で分解され、食物として摂取した分子と置き換えられている」「わたしたちの身体は分子的な実体としては、数か月前の自分とはまったく別物になっている」ということでした。 <br /> <br />これを分かりやすく詩的にこう表現しています(この表現方法には、芸術的な感性を感じました)。 <br /> <br />「そこにあるのは、流れそのものでしかない。その流れの中で、私たちの身体は変わりつつ、かろうじて一定の状態を保っている。その流れ自体が『生きている』ということなのである」 <br /> <br />その後、彼はライアル・ワトソンをとりあげ、科学的な世界から、情緒的な世界観に移行していきます。この部分からは、ガチガチな科学者からは批判を受けるところでしょう。しかし、僕にとっては、この部分が一番、胸に響きました。大事を成す科学者は、論理的な顔と、哲学を追う宗教家のような顔をもつ傾向があります。科学的な視点に固執せず、心の遊びの部分が、グレートワークを成し遂げるのかもしれません。 <br /> <br />この部分があることで、この本が「一般的な科学啓蒙本」に「ちょっとグレートな付加価値」がついたと思っています。だから、一般読者から、これほどまでに絶賛されているのでしょう。「一般的な科学啓蒙本」の部分だけを読みたいのなら、リチャード・ドーキンスがおすすめです。

評価:ユーザ評価は1.0点です 知的水準の低さ 2009-09-10

40人中 23 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

真面な教養のある人なら, <br />著者の言う"動的平衡"は,化学熱力学で用いる動的平衡と異なり, <br />非平衡系での自己組織化や散逸構造の事を言いたいのであろうことに気付きます. <br />著者は,既にある科学用語を無視(知らない?)して,既存の科学概念に新たに名前を付けているわけです. <br /> <br />また,"動的平衡"が新たな科学的な概念と主張するなら, <br />熱力学や統計力学を基礎とした議論が必要ですが,それらは何処にも存在しません. <br />専門家との議論を避け,一般書だけで発表しているだけです. <br /> <br />この著者が絶賛されることが,世の知的水準を物語っています. <br />