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カスタマーレビュー数:4
販売価格:1500円
中古価格:1000円
定価:1500円
発売:イカロス出版
出版日:2008-05-12
種別:単行本(ソフトカバー)
「速水螺旋人の雑想ノート」
2008-07-01
14人中 13 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
他のレビュアーも「雑想ノート」を思い出したようですし、私もそうです。 「宮崎駿の雑想ノート」との違いは、まず、 ・ほとんどモノクロである ・すさまじいボリューム(雑想ノートは約130ページ、こちらは約300ページ) ・でも値段は半額以下 といったことでしょうか。 (宮崎氏の方は判型が大きいので単純な比較はできませんが) 内容は、要するに速水螺旋人氏の趣味全開なコミック(主に架空軍事ネタ)です。 一話完結の話がほとんどで、一話あたり4ページです。 ・字が小さい というのも特徴。 宮崎氏の本も手書き文字が多いですが、こちらの方が小さくて字間が詰まっているのでちょっと大変。 いや、「内容が濃い」という見方をすべきなのでしょうが。 一話4ページのコミック、と言っても、すぐには読み終わりません。 ・4割くらいは無電源系ゲームの話題(ボードゲーム、ゲームブック、TRPGなど) RPGamer誌の連載などが含まれますので。 それもたいそう面白いです(私はそっちの雑誌を買っていましたので)。 ・宮崎氏に比べ、より架空度が高く、より現代寄り 第二次大戦やそれ以前が主であった宮崎氏に対して、警察予備隊にひっぱり出される魔改造チハ戦車、東西冷戦時代のアフリカに派遣されるソビエト軍事顧問(美少女)、東南アジア某国からはるばるイラクに赴く軍用オート三輪(元々は日本製)など、比較的最近の時代が多いです。 (いや、明治維新とかオスマントルコも出てきますが) 「草原連盟」「諸島王国」「西方共和制」といった完全な架空世界の架空国家が舞台になる作品もちらほら。(宮崎氏なら「悪役一号」の話みたいな) ともあれ、速水氏のファンなら絶対に買い。 速水氏を知らなくても、この紹介で「面白そうかも?」と思った方も買いです。想像通り……かそれ以上の質だと思います。
何度読み返しても飽きない
2008-07-01
8人中 7 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
月刊アームズマガジンで連載されていた『馬車馬戦記』を中心に、ミリタリー誌やゲーム誌で活躍中の速水螺旋人氏の仕事を1冊にまとめた記念すべき本。氏の独特のタッチで描かれた「弱そう」「壊れそう」「貧乏臭い」の3ダメ妄想兵器たちが全編に渡って活躍する。 宮崎駿氏の『雑想ノート』にも通じる部分があるが、ファンタジー世界にも造詣が深い速水氏が手がけたことで、現実というくびきから解き放たれ、より自由で楽しい作品になっている(理屈と理念が先行する嫌いのある宮崎氏の本との違い)。しかし、メカニズムに対するこだわりは相当なもので、「装甲オート三輪」「海底戦艦」のような一見すると漫画(そりゃ漫画なのだが…)にしか思えない“トンでもメカ”の中にも、メカマニアやミリタリーマニアを納得させるだけのリアリティがある。 イカロス出版の本はやや値付けが高いのだが、この本に限っては300ページを超えるボリュームで1500円というバーゲンプライスだ。しかも、速水氏の詳細な解説・設定がページの隙間という隙間にビッチリと書き込まれている。これらをじっくり読むとたっぷり1〜2日は掛かる。が、あれこれ自分なりに空想を膨らませながら読むと、じつに楽しく、時間があっという間に過ぎてしまう。しかも、何度読み返しても新鮮な発見があって面白い。氏の妄想ワールドと楽しく付き合える人には堪らない1冊だ。氏の次回作が待ち遠しい。
細々とした絵と文章、でもそれが良いんです!!
2008-05-24
20人中 19 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
知らない人のために説明しますと、速水螺旋人先生はTRPG(テーブルトークRPG)やミリタリーの雑誌などを中心に活躍されているイラストレーター&漫画家でして、誌面を埋め尽くすような細々とした絵や手書きの文章、あとソ連、ロシアへの傾倒ぶりで知られています。 この手の作品集と言うと、1ページをまるまる一つの作品に使っているというイメージがありますが(少なくとも私はそうです)、こちらではアームズマガジンで連載していたイラストコラム&コミック「馬車馬戦記」を始めとして、あちこちの雑誌で掲載されたTRPGやボードゲームといった非電源系ゲームのリプレイコミックなどが掲載してあります。 特に「馬車馬戦記」は装甲象部隊や、海底をキャタピラで移動する海底戦艦など空想・奇想兵器の数々が速水先生独特の細々とした絵と説明文でページ狭しと描かれてまして、「宮崎駿の雑想ノート」に似ているでしょうか? もっとも、その本は何年も昔に一度見たことがあるだけですし、今まで見た中で似ているのを強いて挙げれば、と追記しておきますが。 そんな感じの本ですから、細々、雑然とした絵や、ソ連的、官僚的なストーリー展開、兵器の類が嫌いな方には抵抗があるかも知れません。逆にそういうのを楽しめる方なら、300ページという厚みに加えて凝縮された内容に、値段以上のお得感を味わえることでしょう。
ごちゃごちゃが楽しい
2008-05-21
14人中 13 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
内容は雑想ノートみたいな空想戦記ものからアナログゲームのプレイ報告まで幅広いのですが、私みたいなロシア嫌いでも大変楽しめる本でした。