amazon(アマゾン)の本、DVD、CDなどジャンル毎に売れ筋商品のランキングをご紹介します。 各カテゴリーのランキング情報やトップセラーの毎日の動きや毎月の動き、価格の動きを見て よい商品を見つけてください。

日本の「安心」はなぜ、消えたのか―社会心理学から見た現代日本の問題点詳細情報とランキング

日本の「安心」はなぜ、消えたのか―社会心理学から見た現代日本の問題点の アマゾン(amazon)の関連カテゴリでのランキング情報です。 また、あわせてレビュー、他の通販ショップでの価格情報を表示します。

日本の「安心」はなぜ、消えたのか―社会心理学から見た現代日本の問題点

クリックすると拡大します

日本の「安心」はなぜ、消えたのか―社会心理学から見た現代日本の問題点

山岸 俊男
お勧め度:ユーザ評価は4.5点です カスタマーレビュー数:21

販売価格:1680円
中古価格:903円
定価:1680円
発売:集英社インターナショナル
発売日:
出版日:2008-02
種別:# アマゾンの詳細ページを開きます

日本の「安心」はなぜ、消えたのか―社会心理学から見た現代日本の問題点のランキング

日本の「安心」はなぜ、消えたのか―社会心理学から見た現代日本の問題点の短期ランキング(週間ランキング)

カテゴリ別ランキング一覧(週間)

ランキングには入っていません

日本の「安心」はなぜ、消えたのか―社会心理学から見た現代日本の問題点の中期ランキング(月間ランキング)

カテゴリ別ランキング一覧(月間)

ランキングには入っていません

日本の「安心」はなぜ、消えたのか―社会心理学から見た現代日本の問題点の長期ランキング(年間ランキング)

日本の「安心」はなぜ、消えたのか―社会心理学から見た現代日本の問題点のユーザレビュー

評価:ユーザ評価は5.0点です 「武士道」「品格」へのアンチテーゼ 2008-02-26

100人中 91 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

昔に比べて今の社会が悪くなったのは、人々の心が堕落したからだ。 <br />だから、お説教をして道徳意識を埋め込む・・・。 <br /> <br />このような発想の延長線上に、ベストセラー「美しい国」「品格」等があるとすれば、 <br />筆者の主張は、まったく逆の「人の心は環境によって変わる」というアプローチでしょう。 <br /> <br />日本人は「集団主義者か個人主義者か」を検討して、 <br />日本人が実は、個人主義者であることを指摘します。 <br />では、なぜ日本は典型的な集団主義社会なのかを明らかにするのです。 <br /> <br />次に、社会の仕組みの違いとして著者は「安心社会」・「信頼社会」概念を紹介して、 <br />社会の成員へのコントロールの利く「安心社会」から、個人が積極的にリスクをとっていく <br />「信頼社会」への社会の仕組みの変化を主張します。 <br /> <br />それを踏まえて、社会現象としてのいじめ問題、企業による偽装・隠蔽問題を取り上げます。 <br />これら問題の解決が、心の問題として解決するお説教では、うまくいかないことを指摘して、 <br />この解決の方法を・・・。 <br />具体的な解決策は、著作を読んでみてください。 <br /> <br />このような事象の検討の末に、著者の規定する「安心社会」「信頼社会」の対立を、 <br />やがて「統治の倫理」と「商人の倫理」という鋭い価値対立問題として提起します。 <br />グローバル化・格差問題が生じている日本社会で、 <br />これからの時代を担うべき価値観がいずれにあるのか。 <br />筆者の主張は鮮やかです。 <br /> <br />これまでの著作と比べて格段に読み易くなり、著者の主張がわかりやすく構成されています。

評価:ユーザ評価は5.0点です 歩けますか? 2008-12-09

23人中 20 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

時あたかも金融危機のあおりを受けた派遣労働者削減のニュースをたびたび耳にする昨今、 <br />本書の内容を、胸にひしひしと迫るものを感じつつ読了しました。 <br /> <br />筆者は締めくくりで執筆の動機について、安心社会から信頼社会へとシフトチェンジが起こりつつある(と仮定する)日本の状況に、 <br />実は日本人は間に合わないのではないか・・という危機感を挙げておられるのですが、 <br />まさにテレビの中で「我々にも年を越させてください」と涙ながらに叫ぶ派遣の人々の様子を予見されていたような御指摘です。 <br /> <br />もちろん彼等が愚かで弱いわけではないのです。しかしながら、来るべき信頼社会を生き抜くためのツールが、この混沌のさなか <br />安心社会の住人であった彼等=我々の「心の道具箱」から、そんなに性急に見つかるはずもなく・・ <br /> <br /> <br />安心社会が未成熟で劣っているわけでもなければ、 <br />信頼社会に僥倖ばかりが待ち受けているわけでもない。 <br />ただ、性質の異なるふたつの社会システムがあくまで「同等に」存在する・・という考え方は、 <br />兎角日本社会の「後進性」ばかり、あるいは逆に優れた点のみを主張したがる風潮とは一線を画し、好感が持てます。 <br />(・・もっとも、本書における信頼社会のデメリットについての記述は、実はあまり見受けられないのですが・・ <br />信頼社会たる今のアメリカが果たして住み良い環境かと問われると・・) <br /> <br /> <br />率直な感想を述べれば、シフトチェンジの過程で生じている今現在のこのカオスの中に身を置き続けることを、 <br />果たして今の我々がどこまで耐え得るのだろうか、という疑問が拭い切れません。 <br />急速な変化は多くの犠牲を免れ得ず、また信頼社会の構築がそう一朝一夕に叶うものでもない・・ <br />そしていまの、あの「安心」を求める叫びは、去り行く時代への未練というにはあまりに痛々しい印象を受けます。 <br />信頼社会の為の備えの必要性を頭では理解しつつも、実際にはまだどこか無意識の内に社会に「安心」を期待してしまう・・ <br />というのがおそらくは現時点での我々多くの日本人が置かれた分裂症的な状況ではないでしょうか。 <br />筆者の懸念の通り、シフトチェンジが滞ってこのままカオスが拡大していくとなると・・ <br /> <br /> <br />まずはなによりも「自分自身への信頼」を造ることから始めなければ・・ <br />いま混沌の中立ち尽くす我々は、一体どこへ向かうのでしょうか。 <br /> <br /> <br /> <br />

評価:ユーザ評価は5.0点です よくぞ言ってくれました 2008-04-20

39人中 33 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

安心社会⇒統治の論理で閉鎖系社会 <br />信頼社会⇒商人の倫理で開放系社会 <br /> <br />本書ではこの2つの対立図式をズバリ指摘しています。 <br />加えて、KYという言葉の流行やいじめの問題、など <br />社会現象にも踏み込んで言及してあります。 <br /> <br />その通りだ! と強く思う反面、これまで自分の周囲 <br />に築いてきた「信頼」のネットワークがどれほどの <br />ものなのか、心もとなく思える反省にも至りました。 <br /> <br />耳が痛いのが、「安心社会と信頼社会のそれぞれの <br />エッセンスを混在させると社会が腐敗する」という <br />記述のあたり。恥ずかしながら、仕事場がまさに <br />それを体現したような場所ですので。。

評価:ユーザ評価は3.0点です 気持ちよく常識を覆してくれるが、違和感も 2009-03-18

26人中 22 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

著者の主張は「人の心は環境によって決まる」というもの。 <br />いくら教育で人の心を矯正しようとしてもそれは不可能であり、 <br />人は置かれている環境に最適な振る舞いをするだけなのだ。 <br />そういう著者の主張は常識を気持ちよく論理的に覆すもので、非常に納得できるし面白い。 <br /> <br />いじめは人間社会のルールを子供たち自身が学ぶためのものでもあり、 <br />正しい「いじめ」のやり方を学ぶことは必要という考察、 <br />アメリカ人よりも日本人の方が実は個人主義的に行動するなど、目からウロコである。 <br />以前「日本人の自尊心は言われているほど低くない」というような実験がニュースになっていたが、 <br />この人の仕事だったようだ。 <br /> <br />だが、「人の心は環境によって決まる」という主張には納得できるものの、 <br />そこから導き出している結論 <br />1)安心社会VS信頼社会という構図 <br />2)農村社会=安心社会=武士道という位置づけ <br />には違和感を感じた。 <br /> <br /> <br />1)については、グローバル型の信頼社会に適応するため〜〜とあるが、 <br />そもそもそのグローバル化、構造改革路線が今は否定されてきているという問題がある。 <br />本当に信頼社会が目指すべきものなのだろうか。 <br />安心社会を取っておくべき領域と、信頼社会に転換すべき領域があると私は思う。 <br /> <br />信頼社会/安心社会というのは、対立して両者が同時に成り立たないわけではなく、 <br />それぞれの問題や社会ごとに、安心社会と信頼社会の倫理を使い分けていけばいいのではないか。 <br />あるひとつの問題なり社会の中で安心社会と信頼社会の倫理を混同することが問題なのであって、 <br />後戻りできない以上、すべてが信頼社会に転換すべき、という主張には納得できない。 <br /> <br />例えば、インターネットオークションのしくみを信頼社会として紹介しているが、 <br />評価システムが自動的に悪人を排除する点で、これは安心社会における悪人排除のしくみそのものではないだろうか。 <br />悪人も名前を変えて再参入できるので、信頼の積み重ねが大切になる、という点が信頼社会であるとしているが、 <br />再参入しても結局は不誠実な取引をしていれば弾き出されるのだから、悪人が自動的に排除される点では同じことである。 <br /> <br />2)については、著者は安心社会の一例として江戸時代の農村社会をあげている。 <br />また、武士道が安心社会の倫理観であるともしている。 <br />しかし、そもそも農村社会と武士道は全く異なるもので、 <br />そのふたつが結果的に安心社会の例として持ち出されている点に非常に違和感・無理を感じる。 <br /> <br />また、武士道の精神を重んじる人間になりたいと考えて努力している人を否定するような帯文など、 <br />一部の書き方、見出しにも問題がある。 <br />本の売り上げアップを強く意識している為か、武士道や品格という単語を必要以上に悪く書いている。 <br />そういった言葉が持て囃される風潮を苦々しく思っていた方々の注目を集めるという <br />ビジネス戦略としては正しいのかもしれないが、 <br />商人道であろうと武士道であろうと人の心を操作・教育しようとするやり方がダメなのだ、 <br />という主張なのだから、帯文の『武士道が日本をダメにする』という書き方では誤解が生じる。 <br /> <br />武士道精神で商売したらとんでもないことになる、という例もあった。 <br />武士道とは無私の精神であり、大儀のためには全てが犠牲になってもよい、 <br />というような信念で商売をされても困る、という例だったが、それは極端すぎると感じた。 <br />正々堂々という言葉もあるように、 <br />たとえ敵(身内ではない相手)でも背後から切りつけないという考え方も武士道にはあるはずだ。 <br /> <br />農村社会が安心社会である点に異論はない。 <br />しかし、武士道を持ち出したのは無理がある気がした。 <br /> <br /> <br />1)や2)のような違和感を感じたのは、個人を扱う心理実験の結果を社会全体に無理に当てはめようとしたことに原因があるような気がする。 <br />また、著者個人の価値観として、日本の伝統的なものが嫌いだというような意味のことを話している対談を読んだことがあるが、それも影響しているのかもしれない。 <br />逆に私はそういうものが好きなので、特に違和感を感じたのかもしれない。 <br /> <br />全体として、個人の考え方についての考察には賛同できるのだが、それを社会全体に広げて当てはめている部分に納得がいかない所が多い。 <br />他人と信頼関係を結ぶべるようになるためにはトライアンドエラーが必要という主張には大いに納得するし、個人としてこれからも実践していきたいと思うのだが。 <br /> <br />色々書いたが一読の価値はある。 <br />常識が覆されていく快感を味わってほしい。

評価:ユーザ評価は4.0点です いつまでも信頼スキルが育たない土壌を、メカニカルに解明 2008-03-18

36人中 30 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

著者は、ここ十年、社会心理学的メカニズムの解明から、「日本型・安心社会からグローバル型・信頼社会」へ、と感情論ではなく、学問的根拠を持って提唱され続けている。 <br />本書は、著者にとっては久々の出版で、内容は、以前のものより平易な言葉で書かれていて読みやすかった。 <br />以前の著作を読んでいなくても、この1冊で十分に著者の主張が語られているし、新しい話題にも触れられている。 <br />ただ正直、新書で出版された方が、値段も安いし、もっと話題になったんじゃないか、と思い、星をひとつ下げた。 <br /> <br />日本社会は、あいかわらず閉鎖系・安心型社会のようだ。安心型、といえば聞こえがいいが、著者によると、「他人を信頼しない」社会である。 <br />若者は、「空気読め」というプレッシャーにさらされつつ、あいかわらずの陰湿な「いじめ」が無くならない。 <br />一方で、大人たちの間では、昔の日本人を「素晴らしかった」と持ち上げる「伝統」、「武士道」、「品格」など、再=安心社会化とでもいう動きが流行る。 <br />食品・建築などの「偽装」も次々と明るみに出る。そこにある「旅の恥はかき捨て」という倫理観。 <br />わたし自身を振り返ってみても、他人のことをどこまで「信頼」しているか、改めて、あやしいものだな、と思った。 <br /> <br />しかし、日本は、鎖国体制にはない。いや、グローバル化社会の中では、どこの国の人々であれ、いやおうなく「開放系」だ。 <br />ここで未知の人と対話構築に欠かせないのが、信頼スキルのトライアル&エラー。これは、「相手を見抜く力」にほかならない。 <br />見極めて、信頼できそうなら、飛び込む。そこから創造性が発揮されるのが、開放系社会の良さだろう。