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未来を予測する技術 (ソフトバンク新書 46) (ソフトバンク新書)詳細情報とランキング

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未来を予測する技術 (ソフトバンク新書 46) (ソフトバンク新書)

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未来を予測する技術 (ソフトバンク新書 46) (ソフトバンク新書)

佐藤 哲也
お勧め度:ユーザ評価は4.0点です カスタマーレビュー数:4

販売価格:735円
中古価格:6円
定価:735円
発売:ソフトバンククリエイティブ
出版日:2007-08-16
種別:新書 アマゾンの詳細ページを開きます

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未来を予測する技術 (ソフトバンク新書 46) (ソフトバンク新書)のユーザレビュー

評価:ユーザ評価は5.0点です コンピュータを完全に侮ってました。 2007-10-23

0人中 0 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

地球シミュレータセンター長、佐藤哲也さんが、未来を予測する技術であるシミュレーションについて、基礎の基礎から、その果てしない可能性までを綴る。 2002年から2004年11月まで5期にわたりスパコンランキングのトップに君臨し、最大理論性能40TFLOPS、消費電力は約6MW(年間の電気代が約6.5億円)という超弩級の国産ベクタコンピュータ、「地球シミュレータ」。その可能性は、スペックだけでは語れない。 コンピュータのことを完全に侮ってました。 シミュレーションでできること、できないこと。計算能力の進歩によって可能になった予測や、今後予測しようとしていることが見えてくる。 予測ができるのだから、それに挑む。コンピュータの計算能力、また、それを生かす情報処理技術はまだまだ発展途上だ。 終章で「未来を選択できる社会」という節で、筆者はこのように語っている。 『本書を書くことを決心した背景には、日本が開発した世界に誇る地球シミュレータの存在と、今後の未来設計を支えるであろうシミュレーション技術の現状を多くの方に知っていただきたいと考えたからである。』 その想いが十二分に伝わってくる、すばらしい本でした。

評価:ユーザ評価は4.0点です シミュレーションでどこまで?を考えることのできる良書 2007-08-28

11人中 9 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

 地球シミュレータを用いた予測の話が紹介されており,環境問題等に対してシミュレーションがますます大きな役割を演ずるようになることを納得させられる。シミュレーション技術のひとつの究極の姿が明快に示されている良書である。  ところで,このタイプのシミュレーションは,同時期に同じ出版社から出た「心はプログラムできるか」(有田隆也)によれば「対象とする現象をそっくり模擬」するための「従来型シミュレーション」ということになる。要素還元的な方法論の限界というものが,本書に書かれている丸ごとシミュレーション(「ホリスティク・パラダイム」と筆者は呼んでいる)で本当に解決できるのか,あるいは,種を巻いて「創発」させるタイプのシミュレーション(心はプログラムできるか)が必要なのか?  いずれにせよ,この種のシミュレーション技術は社会の方向性を決める際に必要不可欠であろう。ただし,今後期待することとして書かれている「個人というレベルでもシミュレーションが活用されるようになる未来」(180頁)には明るいものを感じにくい。「生き方のシミュレーション」というものがよくわからないが,「この会社をやめてフリーになったときの年収予測*万円」とか,「この人と結婚したらこういう子供が生まれる確率80%」という類いの予測とするなら,「新鮮な気持ちで未来に夢を持つことができる」だろうか? 逆のような気がしてならないのだが。

評価:ユーザ評価は4.0点です 地震予測はなぜ難しいか? 2007-08-22

8人中 8 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

日本学術会議の月刊誌「学術の動向」2007年7月号において、この分野の日本の第一人者として佐藤 哲也さんは「未来を科学するシミュレーション」という原稿を書かれています。本書はそこで述べた内容を新書用にふくらませたもののようです。コンピュータの処理能力は指数関数的に年々向上しています。そのため、シミュレーション科学は、将来にわたって発展する有望な学問領域です。この学問分野に興味がある人にとっては広い意味でのこの分野の最近の動向を知ることが出来るので、有益な本と思います。シミュレーションによる地震の予測がなぜ難しいのかの説明はとてもわかりやすく、また、どうすれば予測の精度上げられるかについてのアイデアも説明されており好感が持てます。残念な点は、地球温暖化の議論に貢献している地球シミュレータの結果の解説が少ない点です。

評価:ユーザ評価は4.0点です 動的平衡にあるシステムをホリスティックに考える 2007-08-21

12人中 9 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

過日、福岡伸一氏の『生物と無生物のあいだ』を読んだ。美麗な文章で魅せる分子生物学のガイダンスで、野口英世氏の幻影に物申すといった印象だったが、結局、動的平衡のメカニズムは不可思議で謎に包まれたまま、という、生命や自然の奥深さに驚嘆して終わった。 本書は、コンピュータ・シミュレーションという、一見、生命や自然とは無縁の技術の解説本かと思いきや、著者の主張がまさに、「今後の科学は動的平衡にあるシステムをホリスティックに考えるべき」という一貫した方向性を示しており、21世紀科学の課題を、この2冊からまざまざと実感させられた。 素人からすると、生命を研究するのに多くのマウスの貢献を必要としたり、温暖化を予測するのに膨大なエネルギーを消費するという、ある種の矛盾を感じつつも、デカルト的な要素還元の科学を卒業し、超専門的な、多様な分野の協調から考察する科学の時代になっているのだと感じた。 著者の言う、「地下核実験の代替としてシミュレーションをしている場合ではない」というのはまったく同感で、「他にやることはいっぱいあるだろう」という思いを強くした。

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