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「人はどこから来たのか?」という問いの答えがここに
2008-04-21
5人中 5 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
「人はどこから来て、どこへ行くのか?」という哲学的な問いは誰もが一度は気に掛かったことがあったでしょう。このうち、前半の「人はどこから来たのか?」については、この本に書かれているように分子生物学の発展でだいぶ分かってきました。 ― すなわち、人類はアフリカで誕生し、アフリカを出たたった一つのグループが分岐して、世界中に広がった。 この著者によると、現生人類の「出アフリカ」は1回きり。その一握りの人たちが、現在アフリカ以外に住んでいる人たちすべて(ヨーロッパ人もアジア人もミクロネシアの人たちも)の祖先だそうな。 この本のよいところは、そうした人類の移動と拡散を全地球的は規模で語っているところでしょう。 人類のアジアへの進出についても、かなりの章が割かれていますので、それをもとに人類がどうやって日本列島に到達したのか思いをめぐらすのも一興でしょう。 それにしても、我々日本人の祖先は10万年かけて人類発祥の地、アフリカからアジアの東のはずれの列島まで、はるばる徒歩でやってきたというわけなのですね。気が遠くなるような話ですが、しかし、そうした営々とした営みがあればこそ、こうして日本列島に1億人以上もの人たちが住み着くことができたのでしょう。 しばし、おそらく苦難に満ちたその長旅に想いを馳せたくなります。
ビジュアルなやさしい本なら ・・・
2007-12-19
10人中 7 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
他の方も書いておられますが、読みにくい本です。 著者からすれば、専門的な学術用語類は極力控えめにしているのでしょうが、大衆向きではなく学者のレポートのような文体です。 この分野に興味のある人は少なくないと思われるので、わかりやすい図やイラストをもっと豊富に使ったビジュアルなやさしい本にすればかなり売れると思います。 昔、西洋思想史を物語風にまとめてヒットした『ソフィーの世界』という本がありましたね。 この手の本が売れるためには、ああいったアイデアが必要と思います。
スケールの大きな人類移動史
2007-12-11
8人中 7 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
現生人類が8万5千年前にアフリカを出てからどのように世界に広がったかに関する非常に興味深い考察。DNA系統樹(ミトコンドリアDNAとY染色体の両方)をベースとしつつ、古代気候や遺跡の情報を総合して世界規模で移動の方向を推論している。特におもしろいのが、氷河期の海水面や植生を表す豊富な地図を載せて、当時の人類の移動可能な経路と年代を推定したくだり。出アフリカ、オーストラリア移住、北米移住などは、DNA分類とこの地図的考察がキーとなっている。翻訳のためか文章が読みにくい、推論が多いという問題はあるが、本書のスケールの大きさと総合学問としてのおもしろさはそれらを補って余りある。なお、DNA系統樹に関しては、「日本人になった祖先たち」(篠田謙一、NHKブックス)を合わせて読むことをお勧めする。
読みにくい
2007-11-30
21人中 16 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
この本は日本語では絶対使わない表現が使われており再度日本語化をしながら読むので読みにくい(キッパリ)読むの止めようかな。内容はすごく興味深いのに。誰か翻訳の翻訳してくれ〜!
読みにくい
2007-10-25
30人中 25 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
歴史の理解の一助になるかと買って読んでみた。しかし、読みにくいのなんのって。原文を知らないのだから、誤訳であると断定する根拠はないのだが、悪文であるとおもう。どういう意味かわからないところに次々にぶつかる。たぶん原文はこういう言葉で書いてあるんだろう、日本語ではどう言えばいいのか、とおもいながら読んではみたが、途中で立ち止まることが多く、したがって全部は読んでいません。 この分野に特別の関心を持っている方には、きっとすぐれた著作だろうとおもいましたが、そうでなければやめたほうがいいのでは。