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カスタマーレビュー数:8
販売価格:1575円
中古価格:436円
定価:1575円
発売:アスコム
発売日:
出版日:2004-03-31
種別:#
アート・エンターテイメント >
5位
アート・エンターテイメント >
6位
「個性を育てるとは」の1つの解答をみた気がしました。
2009-06-22
30人中 28 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
盲目のピアニスト、辻井伸行さんがヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで、日本人初の優勝。その快挙がマスコミで報道され、初めて彼を知りました。ニュースやワードショーで彼が取り上げられ、その生い立ちをもっと詳しく知りたい! そんな興味から本著を手にしました。 <br /> <br />この本は読みやすく、知りたかった伸行さんの詳しい生い立ちが知れて、まず納得。 <br /> <br />次に、私は2児の母ですが、障害児を授かったいつ子さんの心の遍歴が、赤裸々なほどに正直に語られていて、同じ子を持つ母として、非常に共感を覚えました。絶望感すら感じていたいつ子さんが、伸行さんに音楽の才能を見出した時、初めて希望の光を感じたというのも、分かるような気がします。そして伸行さんの成長とともに、「世間一般」「常識」「固定観念」のような囚われから解放されて、伸行くんのありのままを受け入れ、ありのままをより輝かせることを考えられるようになる。そこに到達していく姿に感銘を覚えました。 <br /> <br /> <br />私はつい子どもたちに、世間一般が求める(または自分が正しいと思っている)「常識」や「型」を、”しつけ”という名の元に、彼らに押し付けようとしてしまいます。 ある程度はそれも必要かも知れませんが、彼らが元々持つ「感性」「才能」「輝き」のようなものを、私は、常識やしつけで潰していた部分はなかっただろうか。彼らの個性という輝きを、見つけたり感じたりする余裕は私にあっただろうか。そんなことを考えさせられてしまいました。 <br /> <br />「子供の個性を育てるとは」。 その1つの解答が、育児書の理屈で学ぶよりも分かりやすく、この本に現れているように感じます。
母の強さを感じる本
2009-09-21
6人中 5 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで辻井伸行さんが賞をとったとき <br />お母様が今まで沢山あったであろう苦労を全く見せない笑顔をされていました。 <br />その秘訣を知りたくて読みました。 <br />この本には育児のポイントが沢山詰まっていました。 <br />お母様の当時の日記もところどころ入っていて、 <br />どのような過程を経てお母様が道を切り開いていったのかが分かりました。 <br />お父様の文章も少し入っていて強い家族の絆を感じました。
良い本です。
2009-08-30
5人中 4 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
CDを購入し、この本を読んで感想を書いています。 <br /> <br />世の中で天才とか呼ばれている人は、人とはやはり何かが違っているとか <br />よくいいますが、これは親の育て方も影響するのかもしれません。 <br /> <br />ある意味普通の障害児とは違う育て方を自分で手さぐりしながら、 <br />考えて子供に教育した。 <br />その結果なのかもしれません。 <br /> <br />そういう意味では、障害児だからとか健康児だからとかはあまり関係なく <br />スペシャリストの育て方という観点からみると非常に興味深いものが <br />あります。 <br /> <br />私はそういう風にとらえました。
影で見守る父親(夫)の大きな存在
2009-12-02
19人中 12 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
辻井伸行くんという素晴らしいピアニストをもっと理解したいと純粋に思う方にはお勧めです。 <br />彼の幼少時代を垣間見ることが出来ると思います。 <br /> <br />ただ読んでいて度々不快感を感じたのが、母親・辻井いつ子さんの執着心に近いほどの「レーベルに対するこだわり」です。ブランドにこだわったり、名前や学歴・職歴にこだわる人ほど、自分に自信のない人が多いのですが、彼女も当時はそのたぐいの人だったのかなと思わせるふしがありました。そういった個人の執着心が無意識のうちに文中にやたら強調されてしまうと、どうしても感動が薄れてしまい、純粋に本を楽しめなくなってしまうものです。「子の手柄や功績で自分の身を飾るステージママ」と思われてしまいそうな印象さえ残ってしまいました。少々後味が悪かったです。 <br /> <br />しかし辻井いつ子さんのご主人はとても人間の出来た方だと察しました。本の端々に夫として、父として家族を一生懸命支えてきたんだろうということが窺えます。彼という大黒柱なしに今の辻井家は存在しないだろうと思いました。それに伸行くんのピュアな心は父親ゆずりであろうことが想像できました。それだけでも読む価値はあるかもしれません。 <br />
生まれるべくして生まれた天才ピアニスト
2009-07-17
11人中 7 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
伸行のことを「全盲のピアニスト」と呼ばないでください。そう、母親の辻井いつ子さんは、世間に向かって訴えます。この本は、それを感じさせてくれる本です。伸行君は全盲であるがゆえに注目されているのではないのです。音楽の才能をもって生まれてきた天才ピアニストであるがゆえに注目されているのです。伸行君の努力の量は半端ではありません。それも、音楽が好きだからこそなせる事なのでしょう。また、伸行君の才能を伸ばすためには、何でも試みようとする母いつ子さんの行動力にも感心させられます。向上心を持って行動を起こそうとすれば、そこには人との出会いが生まれます。伸行君は、そんな中ですばらしい指導者に多く出会います。また、向上心を持った仲間にも多く出会います。向上心を失いがちな、今日を生きる私たちに希望を与えてくれる良書だと思います。