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カスタマーレビュー数:5
販売価格:1890円
中古価格:1250円
定価:1890円
発売:アスペクト
発売日:
出版日:2008-11
種別:#
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日本情報戦の至宝
2009-05-08
14人中 10 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
第二次大戦を少佐で終え、福岡で米軍との関係を築いたことからカウンターインテリジェンスの必要を知り、数奇な人生を歩んだ著者の回想録である。 <br /> <br /> 本書は驚嘆せざるを得ない内容ばかりである。軍人が公職追放にあった中、米軍情報部隊からの依頼で産経新聞記者となり、国会内部工作及び共産党へのスパイ行為をした。自衛隊の前身である警察保安隊では、調査隊設立に深く関わった(調査隊は現在は情報保全隊となっている)。 <br /> <br /> 自衛隊を退官してからは個人で情報関係のオフィスを開設し、KCIAやKGBともコネクションを作り、金大中拉致事件では韓国大使館と首相官邸の根回しを行った。ソウルオリンピックでは韓国からの依頼でソ連の動向調査を行った功績で、日本政府高官と同レベルで開会式に招待されている。日陰で国礎となる人生である。 <br /> <br /> その他、O-157集団発生事件、松本サリン事件、ポマード首相のシナ人愛人事件などへの意見もある。著者は日本のインテリジェンスの生き字引だ。スパイ天国と言われる日本における至宝だ。 <br /> <br /> なお、ソース不明ながら、GHQに歌舞伎を研究した将校がおり、日本を弱体化させるためには家族制度を崩壊させれば良い、と彼はマッカーサーに提言したとの言もある。あなたの家族と国は大丈夫ですか。
興味深い内容
2009-01-06
10人中 7 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
戦前、戦後にかけて情報畑を歩いてきた著者の興味深い一冊。 <br /> 特に藤原岩市との軋轢に関する記述は興味深い。 <br /> 読後感は高いと考える。
戦後史の裏エピソードが満載
2009-08-31
1人中 1 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
最近でこそ自衛隊の中で情報の分野が重視されつつあるようだが、かつては情報の仕事は日陰者の自衛隊の中の日陰者だった。筆者は終戦後の進駐米軍との接触を機に情報の世界に一生を捧げる決意をし、戦後史の様々な事件に間接的に関わってきた。本書は驚くべき裏エピソードが満載であり、このような世界があったのかと目を見開かされる思いであった。特に韓国との緊密な情報ネットワークは、筆者の韓国生まれ、軍人時代に韓国人を助けた、といったバックグラウンドから生まれたものである。この世代の情報ネットワークが失われつつある今、21世紀の日本の情報戦略は、個人プレーに依存できず、組織的なものとして構築されなくてはならないだろう。一部、自己顕示的な箇所や論証が甘いと思われる箇所があったが、一読して損が無い書物であることは間違いない。
情報理論・原理原則の重要性を説く。
2009-08-24
1人中 1 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
著者は、米軍の情報教範を参考にして初めて陸上自衛隊の情報教範を編纂した功労者である。旧陸軍では、情報及び諜報の一般原則を作戦要務令の中で簡単に触れているに過ぎず、情報要員と組織に情報理論ないし原理原則を説く専用の教範は存在しなかった。古今東西に恒久的価値を有する情報の原理は、孫子始め古代の兵学書に記述されている。なお、現代の軍隊は、情報の狙い、情報部隊の任務・編成装備、運用等を教範(マニアル)に記述して普及するに努めているが、旧軍には、この点が欠落し、情報活動は組織的でなく、多分に忍者型の直感的な才覚に頼であったと著者は述懐する。情報理論は、軍隊に限らず、全組織に必要な要素である。本書は、著者の情報実務経験から一般にも通用する情報理論の普遍性を説いている。
かなり凄い本
2009-06-14
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戦争後、新聞記者として米国陸軍情報部(CIC)にかかわり産経新聞社用地買収工作、丸の内線駅建設への工作、共産党へのスパイ活動、GHQから依頼された芦田内閣設立の多数派工作、調査隊設立と昭和の裏面史を歩いた著者の回想録。 <br /> <br />なんだか胆力が試されることばかりで今の人達にこんなことはできないのではないでしょうか? <br /> <br /> 著者は「葉隠」で有名な佐賀武士の家系に生まれたとのことですが <br />「人間は必ず死ぬ。死の瞬間まで生きている。そしてたった一度しか死なないのだ。安心して自分の信ずることを、他人が何と言おうと実行せよ。生も死も同じであり、無であり、生の至難がある。そこに死ぬことと見つけたりと戒める本義がある」が葉隠の真意だそうです。 <br /> <br /> その当時、誰もが一体何が起こっているのか理解できないでいた、松本サリン事件発生直後の時に、著者はすでにそれがテロの予行演習であり、次は地下鉄が標的になると予測していたそうです。 <br /> <br />昨今のインフルエンザ騒ぎや未知の病原菌騒ぎを著者だったらどう考えるだろうか?と本書を読んでかんがえました。