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カスタマーレビュー数:14
販売価格:1575円
中古価格:99円
定価:1575円
発売:扶桑社
発売日:
出版日:2008-04-03
種別:#
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弁護士自身の感想や言葉が多く脈絡のない印象
2008-05-31
43人中 37 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
著者弁護士の強い主張に基づいた本であることはわかって買いましたが、もう少し読みやすく編集されていると思っていました。短所を挙げると、著者弁護士の強い思いや、少年との信頼関係等を強調したいのはわかるのですが、「自分はこう思った」「自分はこう感じた」と、自分の行動と感想ばかりを脈絡なく書いてあるという印象を受けました。著者の思いにもともと共感の強い読者ならば、読んでいてもわかりやすいかもしてませんが、この事件について擁護派でもない、厳罰派でもない、ただ事実を知りたい読者にとっては、時系列に沿った客観性があまりなく、また何を言っているかわかりずらい箇所もありました。もう少し編集の段階で、第三者的な視点で見て、読みやすい本に仕上げてほしかったです。この本を上梓した著者弁護士の思いは大きいと思いますし、題材が興味を引くだけに、文章構成がいまいちなのは大変惜しいと思います。
とにかく、いろんなことを考えさせられる本
2008-05-03
75人中 52 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
本村さんという、妻と娘を殺された被害者の「極刑」 <br />を望む発言が、注目と共感を集める中、被告を弁護 <br />することの意味。 <br />被告に対する歪んだ報道、弁護団について、そして <br />今枝弁護士自身について真摯に語っていると思う。 <br />今枝弁護士自身の壮絶な人生にも驚かされたし、 <br />刑事弁護人の存在意義についても多少理解できたと <br />思う。かなり深い書物だし、色々考えさせられる。 <br />氏自身が、答を簡単に求めてはいけないと発言して <br />いるが、安易な報道に振り回されないことが大事 <br />だと感じた。 <br /> <br />本村さんが被告に極刑を望むのは当然だと思う。 <br />しかし、司法制度のなかで今枝弁護士のような存在 <br />も必要だ。今枝弁護士自身、妻と娘がおり、同じ <br />ことが自分に起こったら、鬼畜と化してしまうかも <br />しれないと言っている。しかし彼自身、引きこもり <br />等、思春期にかなり複雑な過程を経て成長したようで、 <br />そういった自身の体験も影響してか、少年の心理には <br />慎重に真摯に向き合っている。 <br /> <br />立場上、多少被告に同情的になっていると感じてしまう <br />のは、仕方ないかもしれない。 <br />この本で、死刑が妥当でないとまでは思うことが <br />出来なかった。しかし、私のような関係ない人間が <br />むやみに怒ったり、懲戒請求をするということは <br />あまりにも、軽薄な行為であると感じる。 <br />そんな権利がどこにあるだろう? <br /> <br />とにかく一人でも多くの人に読んで貰いたいと思う。 <br />必ず何か得るものがあると思います。
事件の詳細を知りたくて
2009-06-17
8人中 6 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
事件の詳細が知りたくて購入致しました。 <br />目的からは、ずれた内容でしたが、非常に考えさせられる内容でした。 <br />思っていた様な事件の詳細は無かったのですが、今枝弁護士の思いが少しは理解出来たと思いました。 <br />本の中で、彼の人生を語っていますが、苦労の人生だと思いますし、逆にそれを乗り越えて弁護士と言う職業に就いている彼は素晴らし才能の持ち主だと正直思いました。 <br /> <br />しかし今回の事件の被告人を助けると言う言葉自体、私には理解出来ません。 <br />確かに弁護士と言う仕事と立場を考えれば仕方の無い行為でしょう。 <br />しかし、今枝弁護士が書いた通り、今回の事件の被害者が今枝弁護士自身の家族だったら、許す事は絶対に出来ないでしょう。 <br />被告人のその時の精神状態等、裁判には必要で難しい事がたくさんあるのでしょう。 <br />感情論で言えば、即刻死刑以外あり得ない事件です。 <br />本を読んで、今枝弁護士に批判的な思いがあるのは、本当に本村さんの事を考えているようには感じませんでした。 <br />本の内容は、自分の背負ってきた物を、ただ勝手に告白して楽になりたい・・・そんな今枝弁護士が見えました。 <br />またそんな自分だからこそ、被告人と関係が出来たと言っているようでなりません。 <br />思った以上に考えさせらた本であることは間違いありません。 <br /> <br />
闘争を盾にした言い訳
2008-08-11
23人中 16 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
大弁護団から解任された今枝弁護士が「光市母子殺害事件」の被告人との出会いから、 <br />自らの生い立ち、更に解任騒動について語ったこの本、私には言い訳にしか取れなかった。 <br />今枝弁護士は被告人の身元引受人になっているらしいが、それは本当に被告人が釈放される日が来ると思うからなのだろうかと危惧までしてしまうのも、この本で今枝弁護士が冷静さを欠いた行動をする人だと感じてしまうからだ。 <br />結局今枝弁護士が大弁護団を解任されたのが頷ける。
どうでしょうねえ・・・
2008-07-02
52人中 34 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
新約聖書のなかで、「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい」という箇所があります。それでみんなが立ち去ってしまい、「わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。これからは、もう罪を犯してはならない」で終わるのです。 <br />個人的にはこの箇所がとても好きなのですが、このような温情の乱用が被害者を苦しめてきたから、最近の厳罰化に至っているのだと思っています。 <br /> <br />この本の最初の100ページぐらいはとても退屈で、著者自身についての話で少し面白くなり、少年についての話で一気にすごく面白くなり、最後に又つまらなくなって終わります。 <br /> <br />私は個人的に、この著者は、なんて弱くて嫌な人だろうと思います。決して恵まれていない人ではない。知能にも運動能力にもそれなりに恵まれ、親だってさほど変と思わない。親の教育のおかげでさほど勉強しなくても勉強できる頭になったのではないか。それを・・・。いい子ぶって影で万引きしたりいじめをしたり、「自分の部屋がないと、落ち着いて勉強できない」とわがままを言って、親に無理やり新居を購入させておいて不登校になったり・・・。 <br />そういう人が、決して愛情に恵まれずに育ったわけではないのにモンスターになった少年(少なくとも実母や義母は愛情に溢れた人であったわけだ)に感情移入して、泣く。 <br /> <br />そのへんの感情のあり方がどうも、なんかズレているというか、「どうもなあ・・・」なのだ。弁護士は被告人の利益のために動くというそのことは分かるが、社会のモラルに反しない限りにおいて、というのもあると思いますよ。