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3月のライオン (1) (ジェッツコミックス)詳細情報とランキング

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3月のライオン (1) (ジェッツコミックス)

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3月のライオン (1) (ジェッツコミックス)

羽海野 チカ
お勧め度:ユーザ評価は4.5点です カスタマーレビュー数:62

販売価格:490円
中古価格:1円
定価:490円
発売:白泉社
発売日:
出版日:2008-02-22
種別:# アマゾンの詳細ページを開きます

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評価:ユーザ評価は5.0点です 何かを取り戻していく優しい物語 2008-02-23

76人中 67 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

『ハチミツとクローバー』で大ヒットをとばした羽海野チカの新作です。 <br />『ハチワンダイバー』『しおんの王』が現在進行形で注目されている「将棋マンガ」というジャンルへの作者の参入は正直やや意外でした。 <br /> <br />主人公は幼いときに家族をなくした17歳のプロ棋士、桐山零。1巻では彼の棋士としての生活と、あかり・ひなた・モモの三姉妹との交流をメインにストーリーは進みます。 <br /> <br />『ハチクロ』が青春の喜びと痛みをともに見せる作品であったのに対して、本作はコメディ部分で緩急をつけながらも、どちらかというと哀しい印象の作品です。零は多くのものを失ったキャラクターとして描かれており、彼を受けいれ居場所をつくってくれる三姉妹もまた家族をなくしています。 <br /> <br />また本作は「才能」をめぐる物語でもあります。零が家族の事故死の後、養父である棋士に引き取られ、現在の一人ぐらしに至るまでを語るエピソードが本書のラストにおさめられています。このエピソードは「才能」がときに持つ者にも、持たない者にも等しく残酷なものになりうることを示しており、本巻の白眉だと思います。 <br /> <br />『ハチクロ』ではあまり見られなかった、写実性の高い書きこまれた絵がときおりあらわれるのも興味深いです。前作とはちがった種類のリアルを見せようという作者の意志が感じられます。少女誌から青年誌に発表の場を移した点も象徴的です。 <br /> <br />裏表紙には「様々な人間が、何かを取り戻していく優しい物語」と作品紹介がなされています。次巻以降、零たちが何かを取り戻していく姿を見守りたいと思わせる作品です。

評価:ユーザ評価は5.0点です カッコウのヒナの哀しみ 2008-03-26

14人中 13 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

やられました。じわじわとやられました。 <br />主人公の零くんは、家族を失う孤独と、才能ゆえの孤独の両方に苦しむわけですが、 <br />それゆえの陶酔もヒロイックにかっこよく描く意図もこの作品には感じられません。 <br />一人の人間が自分の境遇や自分自身をを受け入れ、苦しみながらどう成長していくのか。 <br />それをきっと羽海野さんは描ききってくれると期待しています。 <br />才能がものをいう世界で、それを持つものと持たざるものの違いは残酷。 <br />内省的で心優しい零は、自分を、育ての親の本当の子供を殺し、巣を奪い、親をだまして <br />生き延びるカッコウのヒナと捉え、激しく心を痛める。 <br />誰が悪いわけでもないのに、勝負の世界に身を置くがゆえに非情な運命をたどる一家。 <br />私は零ももちろんですが、まだチラとしか姿を見せぬ「香子」の孤独にも胸が痛みます。 <br />「アナタの居場所なんて何処にも無いじゃない?」と冒頭で零に吐き捨てた彼女こそが <br />実は本当に居場所が無いのではないか。この二人の過去の関係も、これからの関係も <br />気になります。 <br /> <br />子供が親を越える哀しみ、才能を持つもの持たざるものそれぞれの孤独、といった重い <br />テーマを下町の姉妹一家(これも明るく見えて背景は重い)の空気や掛け合いがやさしく <br />包んでくれる。まだ序盤でぼんやりとしか輪郭がつかめないものの、ががーっと大きな <br />波が起こりそうな予感がして胸が震えます。ハチクロ以上のビッグな作品になることを <br />期待して。 <br /> <br /> <br /> <br /> <br />

評価:ユーザ評価は5.0点です 羽海野チカの才能は底知れない。 2008-02-23

14人中 13 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

羽海野チカ氏の前作『ハチミツとクローバー』は、アニメ、ドラマ、映画などなど様々なメディアに展開しており、 <br />今では矢沢あい氏の『NANA』と並んで最も有名な少女漫画になったと云ってしまっても過言ではないだろう。 <br />そして、私もまた『ハチクロ』はその知名度に恥じない素晴らしい物語だったと心から思っている。 <br />それと同時に、私は「羽海野先生はもう『ハチクロ』を超える物語は絶対に書けないだろうなぁ」と思い込んでいたのだった。 <br /> <br />ところが、である。 <br />この『3月のライオン』は自身の前作『ハチミツとクローバー』に劣るとも勝らない。 <br />いや、1巻の段階だけで比べてしまえば、それ以上に良質な物語に仕上がっているのだ。 <br /> <br />一見ただの青春物語に過ぎなかった『ハチクロ』。 <br />しかし、その背後にはとても温かく楽しいだけの青春ドラマでは誤魔化す事ができない、登場人物のどうしようもない苦悩や葛藤があった。 <br />故に、その物語はどうしようもなく心に突き刺さる。ただただ「痛い」。 <br />そして、それらの心理描写こそが羽海野先生の真骨頂だったとさえ思える。 <br /> <br />そして、この『3月のライオン』はその心理描写にこそ心血を注いでいるのだ。 <br />『ハチクロ』の様に、一要素として終わらせるのではなく、直球ど真ん中で登場人物の闇を克明に描写する。 <br />零、あかり、ひなた、モモ、歩、香子、二海堂。程度の差こそ違えど、彼彼女ら一人一人に潜む問題。 <br />優しく、繊細に、それだけれど、大胆に、そして、なによりも強烈に一つのテーマを訴えかけてくる。 <br /> <br />これから先、一体何が彼らに待ち受けているのだろうか。 <br />願わくば、どうか温かく幸せな結末が待っていますように。 <br />あかりの言う「フクフク」のような、心安らげるものになっていて欲しい。 <br /> <br />私が今年読んだ漫画の中で、文句なしに一番面白い作品だった。羽海野チカ恐るべし。 <br /> <br />あっ、後、この漫画は主人公がプロ棋士(将棋でお金を稼いでる人の事)なのだが、将棋はあくまでも物語を彩る一要素でしかなく、物語の本質ではない。 <br />だからこそ、将棋を知らない方でも全く問題なく読み進める事が出来るはずである。

評価:ユーザ評価は5.0点です 青年の成長の物語 2008-03-26

46人中 40 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

前作「はちみつとクロバー」では 「生きていく上で生じる孤独、悩み」「青年の自立」「身近な人間の死を乗り越えていく」といったテーマを <br />前作では主役格の7人に負わせていた。 <br />しかしこの作品では「桐山零」という主人公一人に全て背負わせている。 <br /> <br />かなり重いテーマに挑んでいるのだが、喜怒哀楽をバランスよく書く作者の腕で、まったく <br />読む側に重さを感じさせないものとなっている。 <br /> <br />物語はまだ序盤であり、これから面白くなっていくところです。未読の方、是非一緒に応援しましょう! <br /> <br />「ハチクロ」ファンだった方、キャラクターの性格が前作に出てきた人たちと(良い意味で)ダブる部分があるので、とても楽しめると思います。 <br />

評価:ユーザ評価は5.0点です 自分との戦い・人との繋がり 2008-04-09

12人中 11 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

「ハチクロ」が大好きで、作者の次の連載を楽しみにしてました。 <br />が、同時に。「ハチクロが好き過ぎて、次のが受け入れられなかったら <br />どうしよう・・」という不安もありました。 <br /> <br />実際、主人がたまにヤングアニマルを買ってくるのですが主人に「棋士の <br />主人公で楽しいよー」と聞いたけど、棋士〜??って感じで喰わず嫌いでした。 <br />けど、モノは試しにと1巻を買って読んでみたら・・ <br /> <br />いいですね。前作を裏切らないくらいの話しでした。 <br />内容等は、他の方が詳しく書いてくださってるので、そちらを。 <br /> <br />家族を亡くした主人公・主人公を受け入れる3姉妹も大事な人を亡くしてます。 <br />それでも繋がりを持ちながら、生きようと懸命です。 <br />才能がある故に悩む主人公・無いがために劣等感を持ってしまう義理の家族や <br />友人。 <br />それでも、皆何かを掴もうと戦ってます。 <br /> <br />全体的には暗い話しですが、作者の独特のギャグや絵でそんな事を感じさせな <br />いくらい、楽しく読めます。 <br /> <br />2巻が出るのか楽しみです。