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カスタマーレビュー数:141
思考を育てる本
2004-08-20
209人中 183 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
入試問題にこの思考の整理学の文章を見つけました。「時の試練とは、時間のもつ風化作用をくぐっているということである。風化作用は言いかえると忘却にほかならない。古典は読者の忘却の層をくぐり抜けたときに生れる。作者自らが古典を創りだすことはできない。」この部分が気になって購入したのですが、初版が20年前だったことを知り、とても驚きました。文章がまったく色褪せておらず、この本自体が、時の試練を越えているように思います。<p>よいアイデアは、ひらめいた時に書き留めること、そしてそれを一旦頭から外して寝かせること。そして育ってきたアイデアは別の場所に移すということが、著者の具体例と共に書かれていて、実用書として機能する良書だと思います。
忘却のススメ。
2004-02-08
215人中 183 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
考えること、思考の整理方法について、体系的に書かれた入門書。<br>最初の「考えを醗酵せよ。寝かせろ」と書かれた章は、<br>ジェームス・ヤング著「アイデアのつくり方」と全く同じ事を言っている<br>ので、驚きました。<p>1986年に書かれた本なので、インターネットに関する記述が無いなど<br>いささか古い面もありますが、<p>それでもなお今でも通用する部分が多々あります。<p>目からウロコだったのは、「忘却する努力をせよ」ということ。<br>これからは、人間の頭は知識を詰め込む「倉庫」ではなく、<br>新しいものを創り出す「工場」であるべきだ。<p>そして、思考の整理という観点から眺めると、<br>倉庫でいう整理とは、考えをまとめること。<p>工場でいう整理とは、いらないものを捨てること。<br>つまり、これからの私たちに求められることは、忘却することだ。<p>目からウロコでした。今まで詰め込み教育をされており、<br>知識を得ることが重要だと思っていた私にとって、<br>「忘れていいよ。いや、忘れなさい」と言われたのは初めてでした。<p>また、著者はこんなことも言っています。<p>「話を聞いて、つまらないと思ったことをノートに書きなさい。<br> そして、大切なことはノートに書くな。」<p>どういう意味だと思いますか??かなり逆説的な意味ですが。。。<br>詳しくは、本文を読んでみてください。<br>「考える」という本当の意味を示唆してくれる本だと思います。
普遍的な「頭の整理」の提案
2010-03-11
24人中 21 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ネット時代到来の前に書かれた(1983年)書かれたものです。 <br />具体的な整理ノウハウとして、スクラップブックやメモをあげています。これらはコンピューターで簡単に、効率的におきかえることができるでしょう。 <br />ロングセラーになっている理由は「創造的なアイデアの整理」を提案しているからです。これが普遍性をあたえています。 <br /> <br />ネット社会になり、知識の再生や記憶は、たやすくなってきました。「知識の整理」は簡単です。 <br />しかし、「創造的アイデアの整理」は、ネットでは置き換えることができません。 <br />整理だけでなく、「どうやって創造性を高めるのか」「どうやって実現化していくか」というところまでも、触れています。 <br /> <br />ノウハウ本のようなタイトルですが、エッセイです。具体的なノウハウは、ゆっくりと読んで抽出する必要があります。ちょっとした手間がかかるわけです。 <br />しかし、この過程を経て理解すると、頭から離れません。 <br /> <br />これに関連することが、本に書かれていました。もっとも印象的な箇所でもあります。 <br /> <br />「昔の塾や道場では…あえて出し惜しみをする。じらしておいてから、やっと教える・・・すべて教え込むのではない。本当のところはなかなか教えない・・・弟子はなんとか師匠のもてるものを盗みとろうと考える・・・これがねらいである・・・いまの学校は教える側が積極的でありすぎる・・・知識を与えるのに有能であればあるほど、学習者を受身にする」 <br /> <br />この視点からみると、著者は本当のエッセンスを行間に隠しているやもしれませんね。もっと踏みこむと、「盗もうとして読んだ人には名著になり、受身で読むと駄作になるのが良い本」ということになります。
現代でも通用する考え
2007-07-07
66人中 54 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
著者が一番書きたいことは、情報や思考を整理する方法ではなく、考えるとはどういうことなのかということのようです。本書の出版は1986年。本格的なコンピューター社会を迎える前兆が感じられつつあった20年前にあって、コンピューターにまかせられることはまかせ、自ら考える主体的なアタマをとなる必要性を問いています。 <br /> <br />「とにかく書いてみる」という章には深く頷いてしまいました。 <br /> <br />《書き進めば進むほど、頭がすっきりしてくる。先が見えてくる。もっとおもしろいのは、あらかじめ考えてもいなかったことが、書いているうちにふと頭に浮かんでくることである》 <br /> <br />「自分が何を話すか自分で分かっていない」と言ったのは内田樹氏。「思考の整理法」とかその手の類書とは一線を画しているようにも思え、氏の考え方は充分に現代でも通用するのだと思います。 <br />
現代の勉強法・読書術の原点ともいうべき1冊
2010-01-31
4人中 4 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
現在で100万部以上売れているという本書。 <br />20数年たっても、なぜ読まれているかの答えはそのまま <br />本の中にありました。 <br />ここ数年の読書法、勉強法などの本はほとんど同書が <br />ベースになっているといっていいと思う。 <br />いかに効率よく、頭を働かせて、創造的人間になる事が大事か <br />という事は、現在はコンピューターが人間の単純だが大量の情報処理 <br />や工場生産を代行しているため、人は、不必要なものを捨て、 <br />新しいものを生み出さなければならない事から分かる。 <br />そのためにも、同書での「整理術」は、大変有効だと思う。 <br />東大生・京大生が同書を読んでいるのもうなずける。 <br /> <br /> <br /> <br /><この本を読もうと思った経緯> <br />日本の中での名著を読む事 <br /> <br /> <br /> <br /><この本を読んで私が実践すること> <br />周囲とのコミュニケーションの回数を増やす事 <br />どんどん忘れる事 <br /> <br />