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カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)詳細情報とランキング

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カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)

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カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)

亀山 郁夫
お勧め度:ユーザ評価は4.5点です カスタマーレビュー数:14

販売価格:820円
中古価格:380円
定価:820円
発売:光文社
出版日:2006-11-09
種別:文庫 アマゾンの詳細ページを開きます

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カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)のユーザレビュー

評価:ユーザ評価は4.0点です 翻訳者と作家本人の主張 2006-11-15

62人中 60 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

まだ全4巻のうち2巻め、ですので「確かなことは何も言えない」(作中人物の台詞より)ことを前提にしてのレビューです。 「いま、息をしている言葉で、もう一度古典を」これが光文社の同シリーズに掲げられたコピーです。 事実この「カラマーゾフの兄弟」の中で、登場人物たちは「現代風」の言葉遣いで会話、独白していて、地の文でも平仮名と外来語の割合が高いようです。 これを馴染みよいとするかどうかは、読者それぞれの感覚しだいですが、今までの訳でも十分口語体の勢いを活かしたものがあったと思います。 それにしても「亀山カラ兄弟」たちは若々しいです、…少々無理を感じるほどに…。 逆に言えば、もう少し時期が過ぎると古臭さにつながるかもしれません。 また、本文での注釈を減らし、巻末で「読書ガイド」が設けてありますが、読者にとって親切なのか不親切なのか、難しいところです。 30ページの長さで当時の教育制度、推察される貨幣価値についても丁寧に記されてあり、作品の背景を知るのに役立ちます。 反面、あまり強調しないほうが良いのでは?というところまで書いてあるので、初読の場合、亀山氏の主張に引きずられる可能性があります。 何度も読んだり、同作家の他作品にいくつもふれているうちに、「そこ」に思い当たったり、それから派生する事柄の解釈も、読書の楽しみの一つだと思うのです。 否定的に聞こえる感想ばかりを並べてしまいましたが、読み返したくなる部分もとても多いです。 かなり大胆な訳もあれば、慎重で無難な言葉をおいた箇所もあります。何通りかの邦訳を手に出来ることは、面白いものです。 この作品自体が大きなエネルギーを持っているので、おのずと多方面へ興味が広がり、読者それぞれの「カラマーゾフ」が生まれると思います。 続刊が楽しみです。

評価:ユーザ評価は5.0点です ゾシマの教え 2006-12-02

27人中 23 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

3度めのトライでようやく2巻読了。読書ガイドがとてもすばらしく、「カラマーゾフ」の世界がくっきりと目に浮かんできます。何といってもゾシマ長老の部分に感動しました。なかでも「謎の訪問客」が印象的でした。これまで、ここを読むのがいやで、挫折してきたのが、逆にここが何かとても崇高な感じがするのは、ゾシマ長老の言葉遣いの優しさでしょうか。すらすら読めるというより、ふんわかした感じがとても心地よい。ドストエフスキーのイメージがすっかり変わりました。

評価:ユーザ評価は5.0点です 人は生まれながらに罪なのか考えました 2007-01-04

33人中 18 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

古典には縁(興味)があまり無く、この本を読むきっかけも、カラ兄が好きな村上春樹さんですが、 これから古典を読んでみようかな?と考えている方にはお奨めできる本だと思います。 私自身、この本の偉大さ(実際に偉大であるとして)には未だ気づけていない部分が多々あると思いますが、 聞きなれたフレーズである、「人間は生まれながらに罪を背負っている」という言葉に深く考えさせられました。 自分の子供時代を振り返った時、無慈悲に小さな生き物(蛙)を何度も殺したことがあり その事を思い出し、人は誰しもが、無慈悲なことを行う土壌をその心の内に隠し持ってる という、心に潜む闇のようなものを再認識させられました。 金欲と淫欲にまみれた親、暴力、知力、慈悲力?に長けた3兄弟、彼ら及び彼らを取り巻く 登場人物達の生き様、思想が実に示唆に富んでいて、読者個々人に多面的に色々深く考える きっかけを提供してくれると思います。 この本が持つ示唆の大きさを、これからの人生で少しずつ気づき、自分の生きる上での指針となるものを 身につけたいと感じる本でした。

評価:ユーザ評価は3.0点です みんな少し誉めすぎでは?長過ぎてかったるいよ! 2007-09-04

39人中 16 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

 「このレビューは参考になりましたか?― いいえ」を覚悟して、2巻まで読んだ時点で、思った通りに書きます。  まず、ストーリー展開が遅すぎます。単純な話をどうしてこうも引きのばして書くのか、途中で何度も中断したくなりました。又、やはり内容が古すぎです。19世紀のロシアと、21世紀の日本ではキリスト教的信仰(=神への信仰)の持つ意味合いが違いすぎます。私も含め、聖書を読んだ事の無い多くの日本人にとって、本書の後半、ゾシマ長老の話は抹香クサイお説教にしか思えないでしょう。「文豪ドストエフスキーの最高傑作」の名声の前に、ひれ伏して誰も批判しないけど、小説としてはダラダラし過ぎの展開でとても成功作とは思えませんでした。  有名な「大審問官」の章も期待ほどではありませんでした。例えば無神論宣言としてはサド公爵の『閨房哲学』なんかの方がずっとインパクト、説得力があると思いました。

評価:ユーザ評価は5.0点です 興味がわく本 2007-02-05

22人中 12 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

有名な大審問官の章が入っている巻。  確かに難解で理解できた部分はほとんど無いと思う。具現化された神がいたらカトリックの制度は維持できなくなるんだ。イワンが子供に限定して話したのは残酷さを増すためだとか。  でも理解できる最善は尽くされている。  違和感のない訳、しおりへ記述された登場人物、そして最後の読書ガイド。  背景知識が無いと理解できない部分を補うヒントが詰まっている。 個人的に第三巻が出版されるまでにゲーテのファウストを読もうと思った。