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できそこないの男たち (光文社新書)詳細情報とランキング

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できそこないの男たち (光文社新書)

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できそこないの男たち (光文社新書)

福岡伸一
お勧め度:ユーザ評価は4.0点です カスタマーレビュー数:32

販売価格:861円
中古価格:488円
定価:861円
発売:光文社
出版日:2008-10-17
種別:新書 アマゾンの詳細ページを開きます

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できそこないの男たち (光文社新書)のユーザレビュー

評価:ユーザ評価は3.0点です 小説としては素晴らしいが。 2008-10-20

153人中 89 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

前半は本人の研究者としてのエピソードも交えながら、SRYの特定に至るノンフィクション科学小説といったノリだ。流れるように進むエピソードは魅力的で、小説かに転身した方がいいと思わせるほど素晴らしい。 後半の3割程度は性の生物学的な議論に移る。素晴らしい前半とうってかわってここのデキは良くない。科学的な論述のはずかポエム的な表現とまじって不正確な印象を与える。出典不明なため確認できないが間違った記述もある。たとえばmtDNAの共通祖先とY染色体の共通祖先は倍近く時代が異なるはずで、同時代ではありえない。 オスとメスの存在は配偶子の非対称的な軍拡競争の結果と考えられており、同時に誕生したはずで、メスがオスを作ったという表現は不正確だろう。「オスは少数でも役割を果たせる」といいつつ、なぜ実際には少数ではないかを説明していないが、これはフィッシャーの原理と言って進化生物学では極めて重要な(しかもかなりシンプルな)理論だ。説明を飛ばすべきではなかったと思う。男性が短命な至近因をテストステロン暴露で説明するのはごく普通だが、ではそもそもなぜ男性だけがそういう目に会うのかという進化因には触れていない。 フィッシャーの原理やテストステロン暴露の進化的な意義を説明するとなると(福岡氏が好んでいない)自然選択にどうしても触れざるを得ないからではないだろうか。しかし進化因に触れていないために「たまたまY染色体を持ったから男性が短命なのだ」というような説明になっていない説明でお茶を濁すはめになっている。実際の進化理論はそんなに単純ではない。性の進化の研究に生涯を捧げてきた先人たちの努力を無視しているのはいただけない。 福岡氏は通俗的な説明(ドーキンスの比喩表現や話題の脱線、竹内久美子など)を誤解を招くといって度々批判してきた。後半で彼が行っている性の説明はそれ以上に通俗的かつ不正確で、いくら新書とはいえ残念なレベルだ。

評価:ユーザ評価は2.0点です 才子 才に倒れる 2008-10-25

95人中 52 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

非常に興味深い題材を扱いながら、読後感は決してよくない。科学に弱い読者へのサービスのつもりなのかもしれないが、たとえ話が回りくどく、反って話の筋を見えにくくしている部分がある。また、最終章は本題と直接関係のないゴシップ記事が延々と続く。絵に描いたような蛇足といえ、この本全体の信頼性を疑わせることになった。もっと自然で客観的な文章を心がければよい本になったと思えるだけに残念である。

評価:ユーザ評価は5.0点です Yの悲劇 2008-10-18

82人中 33 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

前半は、男性化を決定づけるSRY遺伝子の発見に至るまでの研究の発展史。 初期の精子の研究、X染色体・Y染色体の発見、男性化決定遺伝子と誤認された ZFY遺伝子について等ですが、意識的にミステリー調で書かれており、 内容の深さとともに、分子生物学の知的スリルを存分に味わえます。 (遺伝情報については、本の文字で例えており煩雑な化学式は出てきません) 後半は、胎内発生における男性と女性の違い、昆虫(アリマキ)世界での 男性の地位等々を考察していきます。生物学的には女性が基本仕様であり 男性はY染色体という女性のX染色体より5分の一しか情報のない「くじ」 を引いたために基本仕様から外れた、とユーモラスに語っていますが、 多分、著者の科学精神に裏付けられた本心なのでしょう。 面白い作品です。どなたにでもお薦めできます。

評価:ユーザ評価は2.0点です 杞憂であれと祈念中:再 2008-11-04

57人中 27 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

生物の性決定に関わる遺伝子の特定についての激しい研究ドラマと、そこからの発見に関連して、生物 の基本仕様が「女」であるとかの分子生物学おもしろ話し。 基本的には、興味深く、おもしろく読めると思います。 おもしろく読める、とは思うのですが・・・ 以下、あくまで個人的な見解です。 かなり危ういという印象。もしかしたら、得難たかったサイエンス・ライターの現在進行形の「劣化」を、私た ちは目の当たりにしているのかも知れません。 『もう牛を食べても安心か』、『プリオン説はほんとうか?』の頃は、具体的な研究のアウトプットの基礎とな る理屈(物的に構造化された相互関係の探求)について、実験の設計や実験そのものの技術的な可能 性評価、および実験結果の評価に、どう適用していくのか確実ではない部分が多いようにも思われ、激し く保留ながらも、好印象でした。 大ベストセラーである『生物と無生物のあいだ』で、ずいぶん余計な記述が増加したなと思いました。 そして本書。 人によって、かえってそれが好ましい場合もあるのかもしれないけれど、ところどころ挿入される「文学的」な 接ぎ穂や比喩を削除したら、分量的には 1/3 くらいに収まるのでは?挿入される接ぎ穂や比喩が「文学 的」だ、といった具合にメインの記載内容から“浮いている”ように思える点で、すでにかなり厳しいかと。 勘所のDNAを百科事典に喩えている部分は、ものすごく冗長だし、さすがにド文系な読者にとっても、こん な比喩はいらないのでは? どうにも、かなり微妙な読後感。 さらに追記すれば、生物学的な事実について判断はできないけれども、そうした事実を、社会的な言説 レベルで、どう解釈するかは別問題。“浮いている”ように思える「文学的」な接ぎ穂や比喩は、その意味 でも、かなりの危うさを感じます。 私の方がバカなんであって、現在進行形の「劣化」なんつーもんは杞憂に終わることを、マジで祈り中。

評価:ユーザ評価は1.0点です 自然界が種の未来への伝達方法として、有性生殖を最後に選んだのは確実性がますからではないんでしょうか?本 来はね。 2009-04-23

31人中 21 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

分子生物学者などの生命研究者が物理学者の方法論を鵜呑みにし、DNA、遺伝子、染色体 レベルの議論盛んだが、古き方法論からの憶測による話を面白くお書きになるのは勝手です。しかし、多種の方法論を考えながら、宇宙自体がある種の生命体であると考える物理学者は、正に古き還元主義的方法論を無意識に根底に持つ、生物学者の生命観は誤りであると思うものが多い。宇宙は多様な宇宙の姿をたった4〜5%だけしか我々に見せてはくれないが、それだけでも十分に謎だらけだ。宇宙に匹敵するほど複雑である生命は宇宙の一部だが、DNA 、遺伝子、染色体レベル、の物質世界からの諸知見と、受精卵から胎児に卵の分割が進行し、胎児の初期は哺乳類の全てメスであることを(これは、遥か昔から知られていることで)を短絡的に結びつけ、下らない間違った考察をするのは勝手ですが、本に著すとなると話は違う。メスをオスに変える原因物質を発見したとしても、メスが本来でオスはメスになりそびれた存在であるならば、何故、正常な人類において、男児が女児より多く生まれるのか?著者の立場から論ずること出来ますか?貴方の説が正しいのなら有性生殖をする生物はすでに地球上から消滅している。Y染色体は必要だから存在する。そこに悲劇を見るのは人による。そのことは専門家でなくとも知っています!それで「できそこないの男たち」の内容のような思い込みをアンプリファイして面白がっているが、人間を生物学的観点から見れば、生理学的には女性が男性よりも強靭に出来ていることも皆さん知っている。男性ホルモンが男性の寿命を短縮している・・・だから女性のほうが長寿である。女性のほうが平均寿命男性より長いことは統計学的に事実だが。遺伝子、染色体Yの事も知っている。著者は何が言いたいの?“できそこないの男たち”が存在しなかったら貴方も存在しなかった。Y染色体の本当の存在の意味は誰も知らない、この本で述べられし事は単なる貴方の現象論でしょ。Y染色体が存在したから文明が発生したんじゃないんでしょうか。Y染色体は不安定を創り出せるんじゃないの?それが男性の存在だと思いますが。そして、人類は生物の掟として滅びていくのがDESTINY だと思います。脳の新皮質、前頭葉を持った悲劇を知らずに・・・ウマシカは前頭葉の働きを良くするという無駄本に夢中だ。人間は動物の仲間で脳の視床下部の情動を満足させることなく前頭葉ばかり酷使するほうが人類を早く駄目にする。実際、とくに日本の男の生理学的機能は低下が進んでいる。その原因は地球規模での考察が必要でしょう。脳だけでは済まない問題です。その問題のほうが貴方の本の情報より重要なのです。無駄本書いて遊ぶ暇があるのなら、初心に戻って畑で植物の生殖のご研究に戻られたら如何でしょう。人間を論ずるなら、生物学、分子生物学(これ全て現象論でしょ)だけでは不可能です。生物の本質は非線形性と・・・です。古き微分・積分型思考法では理解不可です!著者は勉強不足であることを本出すことにより自己証明しただけで、この本の情報の価値はlittle。 a も付かない。考察する場の領域が狭すぎる。