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イギリスのいい子日本のいい子―自己主張とがまんの教育学 (中公新書)詳細情報とランキング

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イギリスのいい子日本のいい子―自己主張とがまんの教育学 (中公新書)

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イギリスのいい子日本のいい子―自己主張とがまんの教育学 (中公新書)

佐藤 淑子
お勧め度:ユーザ評価は4.0点です カスタマーレビュー数:14

販売価格:714円
中古価格:21円
定価:714円
発売:中央公論新社
発売日:
出版日:2001-03
種別:# アマゾンの詳細ページを開きます

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イギリスのいい子日本のいい子―自己主張とがまんの教育学 (中公新書)のユーザレビュー

評価:ユーザ評価は4.0点です とても面白いが,子育てを直接指南してくれる本ではありません 2005-06-19

30人中 28 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

主張すべきところでは主張し,抑制すべきところでは抑制する「主張・抑制」型が今後の日本の教育に重要で,自己主張と自己抑制は両立可能だとする論旨には大いに納得した.自己主張と自己抑制が両立可能で,実際に子供達の中でどのように両立しているかを実証的に示しているのも興味深い.<p>しかし,どうやって「主張・抑制」型に子供を育てるのか,という(おそらく一番重要な)点については議論が弱いと感じた.特に,「抑制・抑制」型として育てられた親が「主張・抑制」型に子供を育てる障壁はとても大きいのではないかと想像する.本書で紹介している各国の親が子供をいつ・どうやって叱るかをまとめた資料は有益.いつ・どうやって褒め,いつ・どうやって叱るかというポイントを理解し,実践するのに役立つように思う.

評価:ユーザ評価は3.0点です もっと掘り下げてほしい 2005-02-04

24人中 22 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

内容的には興味深くおもしろいものでした。『自己主張と自己抑制が必要』という概念にも大変共感するところがあります。<br>しかし、実際に育児中のわたしにとっては、“では、いかにすればそれが育つのか”と言うところまでもっと掘り下げたものを望んでいました。タイトルにもあるように“教育学”という学問的な要素が強く、各国と日本の差を裏付けるデータが大半を占め、私が必要とする部分については薄い印象がありました。<br>もしそういった意味での続編があるなら、また購入したいと思います

評価:ユーザ評価は5.0点です 教育論の基本がここにある 2001-05-27

22人中 19 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

米国駐在時に感じたことだが、日本の学校でいい子といわれるのは、自己抑制がきいた「おとなしい子」だが、そのいい子を「自己主張」が奨励されている米国に連れて行くと、自己主張をできない「知恵遅れの子」とみられてしまう極端な例もあった。<p>自己主張の強い子は、自己抑制のきかない子なのだろうか。その逆に、自己抑制の強い子は、自己主張ができない子なのだろうか。<p>著者は自己抑制と自己主張は決して相反するものではなく、自己主張と自己抑制がバランスをとりながら、共に強化される教育が理想であるという。<p>その良い例として、イギリスでの子供の教育、しつけの例があげられている。<p>確かに、英国人の気質と、米国人の気質が意外と異なっていることは、日頃、感じるところであり、英国人は米国人にない、日本人に似た控え目なところがあることも、本書で合点がいった。<p>日本と米国は、自己抑制か自己主張かのいずれかに傾きすぎているが、英国はその中庸をいっているのではないかとの指摘が、幼児教育を素材にして語られる。<p>著者によれば、日本人は抑制すべき場面でも、主張すべき場面でも自己抑制してしまう「抑制・抑制」型であり、米国人は「主張・主張」型であり、日本が目指すべきなのはイギリス型の「抑制・主張」型だという分析だけでも、「目からうろこ」の感あり、引き込まれる。<p>更には、対人関係を「オモテ・ウラ」と「ウチ・ソト」によって分類した場合、日本人の自己抑制は「ソト・ウラ」では発揮されないという分析なども、斬新にとれるし、確かに、集団の旅行先では自己抑制もなく傍若無人な行為におよぶ日本人を思うと、なるほどと手を打つ。<p>「日本人とは何々である」という類型化は余り信用しないのだが、本書は例外だった。幼児教育のフィールドサーベイによる、比較人類学は実に内容に富んでいる

評価:ユーザ評価は3.0点です 帰国組の困惑 2003-07-11

29人中 23 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

幼少期の発達度合いを自己主張と自己抑制の2点に着眼して論じたものであるが、「だから日本の子育ては間違っていて、イギリスが正しい」という極論ではなく、海外帰国組が持つ違和感の所以を知る意味で的確であると思う。<br>特に注目する点は、親が子供になんといって叱るかという資料。<p>「弱いものいじめをしてはいけない」「人に迷惑をかけないようにしなさい」「友達と仲良くしなさい」など人間関係の根本的な指針の6項目について、ドイツ、イギリス、アメリカ、韓国の割合と比較しているが、全ての項目において日本は最低だ。日本の親は何を叱っているのだ?<p>子供は別の部屋に寝かすだの、小さいときは声を荒げるより叩く方がいいだのの「答え」もしくは「方法」だけを、何故そうすることが必要か!考えもせず導入している弊害ではないのか?<p>本書の対象となる幼児期というのは、人間関係の基礎ができる時期であることは、どんな育児書にもあることだが、その時期にキチンと叱っていない。何をどうすればいいのか、一番学習できる時期に、「貴方の好きに自己主張していいのよ」と育てておいて、十代に入ってから協調性が無いだの常識で考えろだのといっても、それは無理だ。<p>訳がわからなくなってひきこもっても仕方が無いし、弱いもの虐めが悪いことだと根本的に解かっていないから、お綺麗な社会正義さえかざせれば集団暴行事件もおこすだろうさ。<br>これが現在起きていることではないだろうか?<br>子育て法よりは親自身の教育が必要なのではないかと考えさせられる。

評価:ユーザ評価は2.0点です 文化比較の研究を真面目に行っている方向けか? 2005-12-22

11人中 9 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

 基本的に論文を本にした感じで、論調がやや控えめ。論文ベースなので当たり前ではあるものの、読み物として期待した場合には、少し期待はずれの感も。 <br /> ただし、文化比較の研究に取り組んでおられる方や、その手のレポートに追われている方は絶好の参考書になりうる。研究テーマとしてはとてもおもしろいし、論も深い。