クリックすると拡大します
ランキングには入っていません
ランキングには入っていません
ランキングには入っていません
著者はついに、最初から決めていたロンドンの中央郵便局に到着した。ところが・・・!
2004-05-28
4人中 3 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
旅を終えるとは、どういうことだろう。<p>帰りたくない。いや、日常生活に戻りたい。という、葛藤。<p>気ままな旅だけに、どこで旅を終わりにしようかという模索。<p>そして著者はついに、最初から決めていたロンドンの中央郵便局に到着した。<br>ところが・・・!<br>このどんでん返しが、また、面白かった。
ワレ到着セズ
2009-05-24
1人中 1 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
1992年10月リリース。実際に旅をしたのは26才、この第三便のリリースはその17年後の43才の時と言うことで、第二便からも6年が経過している。その意味でいささか『連続性』が薄れるのは感じるが、旅自体の魅力は減少しない。この『3』でついにアジアを離れ、ヨーロッパに入る。印象的なシーンが数多く登場する。そして歴史的建造物よりも、その土地の人に旅の魅力を感じる視点に共感を覚える。 <br /> <br />ここに来て多くのデジャ・ヴを体験し、ゴールを意識するようになっている心理的な変化を語りはじめる。最終巻でこの気持ちがどうなっていくのか、が最も興味あるところかもしれない。 <br /> <br />旅の終わりを惜しむ気持ちがある一方で、どのようなルートでおしまいにすべきか、また、どこを観てからゴールに向かうべきかを考えるシーンが増えてくる。この巻に登場するポルトガルは文庫版第二巻での高倉健氏との対談で高倉健氏が最も好きな場所としてあげたところであり、筆者も印象深く思っているのが分かる。90エスクド(当時約900円)で彼を海を望む最上の部屋に泊めた老婦人と髭の息子のシーンがとくに好きだ。 <br /> <br />そしてロンドンについての電報のシーンが心に残る。これほどの旅を経験できる人が何人いるだろう。心が固まりそうな時、何度も読み返したい作品だ。