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カスタマーレビュー数:77
リアルで、行きたくなる危うさ。
2007-01-16
22人中 21 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
これを読んですぐ、香港・マカオへ行ってしまった。 <br />文中に書かれているマカオのホテルはここなのかとか <br />ここがあの賭博場かなど、旅の小説は数あれど <br />紀行文ではなく実に人間くさい。 <br />香港の宿の描写にしても、旅行ではなく放浪者の描写が細かく書かれている。 <br />そういうことで、日常生活の中でのうやむやを放棄して <br />旅に出ることを誘っている。 <br />そんな危うさがある。 <br />旅好きにとっては、放浪は憧れであり日常では不可能である。 <br />しかし、この小説でそんな気分を味わえる。 <br />
1巻から2巻のテンションは、読み人を旅人にさせる熱気を放ちます
2003-12-24
49人中 45 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
私も、この文庫本を読んで熱気に当てられ、 <br />香港→マカオ直行した者です。 <br />ご承知のように、ここにかかれている時代から <br />驚くほどの変貌を遂げているので、 <br />「全然違うじゃないか!」と思う人もいるでしょう。 <br /> <br />でも、ちょっとまって!。 <br />「深夜特急」はガイドブックでは無いのです。 <br />ある青年が放浪のなかで感じた熱気を <br />そのまま文章に刻みつけたモノなのです。 <br />だからこそガイドブックとは違う魅力を放つのでしょうし、 <br />いまだに読み継がれているのでしょう。 <br /> <br />ちなみに、本人が後日書いているように、 <br />文庫本では6冊(単行本では3冊)のうち、 <br />一番魅力を放ち面白いのは1巻目の部分です <br />(文庫では1-2巻)、シルクロードに入ってからは <br />内省的な要素が増え、ヨーロッパに入ってからは、 <br />発刊時期も初期から離れたせいもあってか、 <br />やや記録的部分が多くなっています。 <br /> <br />ということで、最初の勢いで6冊読み切っても、 <br />印象に残るのは香港と、しいていうなら途中出てくる <br />イスタンブールなのかなと個人的に感じます。 <br /> <br />・・・それでも、「深夜特急」ほど、 <br />読人を旅人にしてしまう本は少ないでしょう。 <br />願わくば、この本は「地球の歩き方」的利用ではなく、 <br />自分で旅を紡ぎ上げるため起爆剤として <br />使われることをお薦めします。
私もこれで会社を辞めました
2006-11-03
48人中 44 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
この本ははっきりいって「麻薬」である。 <br />一度読んでみればわかるが、この本を読んだら、今の自分の立場を何もかも投げ捨ててすぐにでも旅に出たいと思うだろう。 <br />いわゆる「海外旅行」ではなく「放浪の旅」。 <br />普通の短期間の旅行にはない旅のおもしろさが存分に描かれている。 <br />特にそれが作り話ではなく実際の話であるということが、圧倒的なリアリティーを持って読者に迫ってくる。 <br />それが旅への衝動を強烈に駆り立てるのだ。 <br /> <br />私もこの本で、会社を辞めてアジア放浪に出かけました。
永遠の青春の書
2008-11-30
5人中 5 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
20代の最後の年に手にとり、貪るように読み尽した。第三便が出た時の感激は今でも忘れられない。丁度私自身が長い海外留学に出る直前だったこともあり、こんな旅をしてみたいと心の底から思った記憶がある。 <br />あれからもう15年たってしまった。アフリカにも、南米にも、カリブにも行った。仕事で海外に行くこともしばしばある。しかし、若い時のこういう旅が本当の旅なのではないかという思いは常にある。私にとっての永遠の浅春のバイブル。
大学時代、夢中で読んだ
2003-01-12
11人中 10 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
大学時代、いっぱしのバックパッカ―をきどっていた私は、アジア方面への旅行を繰り返していた。そのとき、バックパックに入っていたのは、この本である。同じく、この本に影響を受けた者たちと、バンコクの安宿で、上海の屋台で、カルカッタの路地でこの本について語り合った。沢木が旅していた頃との風景の違いに戸惑いながら・・・<p>そう、彼がその地を旅して20年後のことであった。<p>今では、背広を着て、休みもろくに取れない身。<br>だから一層、あの頃の思い出がこの本とだぶって見える。<br>きっと息子にも読ませるであろう、「お父さんもこんなに輝いていた時があったんだよ」って。