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医事論争
2006-11-05
8人中 7 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
第三巻までで、一審財前勝訴の結果が、読者からの反響が大きすぎたために、続編として、第四巻、第五巻を認めたという。第四巻は、これまでのテンポの良さからすると、やや冗漫だが、医事裁判の各陣営の論争は、読みごたえがある。
権威、それへの憧れ、真実、幸福とは・・より詳細に面白い
2003-11-15
11人中 9 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
医療裁判の民事裁判を終えた後の続編ともいうべき内容で、その控訴審と財前医師の学術会議選挙を控えまた大学病院を中心とした登場人物たちの画策、思惑が入り乱れる。<p> 新潮文庫1巻から3巻までの内容は昭和40年7月に新潮社より刊行され、その4巻から5巻の内容は『続白い巨塔』として昭和44年11月に新潮社より刊行されたと本書を読んで初めて知った。4巻は全5巻中の中でページ数も最も多く、医療裁判に関わる弁護士たちの奮戦ぶり、財前を訴える患者側家族、証言台に立つ人たちの苦悩、庶民の生活が胸を打つ。また、大学病院で財前の下になる医療裁判の患者の受け持ち医、柳原医師の気持ち、とらざるを得ない行動が「白い巨塔」を説明しているようで特に気になる。<br> 権威を持つ人々、それに憧れる人々、実をとり真実を追究する人々、名誉、お金、幸せ、人それぞれの価値観、思いがまざまざと描かれていうようで興味深く面白い。
財前という男
2003-10-10
31人中 23 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
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「続・白い巨塔」のスタートです
2007-02-03
7人中 4 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
第4巻以降は、第3巻までが「白い巨塔」として、先に出版されたのですが、そのクライマックスの衝撃から、「続・白い巨塔」として刊行されたものを、「白い巨塔」として文庫化した作品です。 <br />さて、この巻では、医術の腕はともかく、金・名誉・権力を重んじる主人公の財前が、学術会議戦に出る所からスタートします。従って、第1巻同様、医術を軽んじ、名誉・権力を重視する医学会の面々の生き方に、憤然とし、気持ちよく読み進めることはできません。ただ、後半からは、再び、財前の手術をめぐる医事裁判に、主軸が移りますので、どちらの陣営が勝つのか、ドキドキしながら、読むことができます。 <br />第5巻へのクライマックスの前哨戦というべき1巻です。
白い巨塔(4)
2003-12-30
9人中 3 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5巻を一まとめにして考えれば、中盤くらいからの主軸となる医療裁判の内容自体は、癌の認識には非常に参考になるもので、感心する箇所が多々あるのだが、残念ながら、佐々木商店関連の人物描写がいささか説得力にかけるもので、感情移入しきれない部分がある。医療関係の取材などで、疲れていたのかなあ?と思ってしまうほど、描けていない。医療関係の難しい概念や、用語を非常にわかりやすく解説してくれているのを終始感じていたが、それでも扱っているテーマが重いので、専門知識を持たない自分としては、感情移入しやすい人たちなだけに、この部分で、羽を伸ばせなかったことが、物語全体のメリハリの薄さを感じる原因になった。(5)へ