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薬害C型肝炎 女たちの闘い―国が屈服した日 (小学館文庫)詳細情報とランキング

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薬害C型肝炎 女たちの闘い―国が屈服した日 (小学館文庫)

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薬害C型肝炎 女たちの闘い―国が屈服した日 (小学館文庫)

岩澤 倫彦フジテレビ調査報道班
お勧め度:ユーザ評価は5.0点です カスタマーレビュー数:5

販売価格:540円
中古価格:71円
定価:540円
発売:小学館
発売日:
出版日:2008-04-04
種別:# アマゾンの詳細ページを開きます

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薬害C型肝炎 女たちの闘い―国が屈服した日 (小学館文庫)のユーザレビュー

評価:ユーザ評価は5.0点です 「命の大切さを、命がけで証明した人間たちの魂の書!」 2008-04-10

17人中 17 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

出産という新しい命が誕生する現場で起こったまさかの出来事。 <br />「薬害C 型肝炎」の被害者である女性たちの身の上に起きたことは、 <br />出産を経験したことのある女性なら、家族なら、とても他人ごととは思えないだろう。 <br />本書を手にした時、そうした戦慄を覚えながらも一気に惹き込まれて読ませて頂いた。 <br />  <br />本の構成の巧さもさることながら、被害に遭われた女性たちの人間性や背景、その時々の <br />心情をまるで一人一人の息遣が聞こえてくるほどに丁寧に繊細に描写されていることに <br />胸が打たれた。 <br /> <br />また、今回の事件を勝利へと導いた動因が、女性たちはじめ、支援する家族、弁護士、 <br />支える会のメンバーたち、医師、政治家、ジャーナリストなど、みんなの強い正義感、 <br />使命感、勇気、まごころ、愛であったこともよく伝わってきた。 <br /> <br />こうした当たり前の人間としての心が国をも動すのだということに安堵する一方、 <br />かけがえのない命や人の幸せ家族の幸せというものがお金や権力より大切であると <br />いうことを証明しなければならない世の中とはいったいどんな世の中に生きている <br />のだろうと思う。 <br /> <br />命を生み育む女たちの、母として、女として、人間としての魂の叫びが正義という光を <br />もたらしたことの功績は大きいが、生命を賭してまで闘わざるを得なかった思いに胸が痛む。 <br /> <br />本書は、命の重さを自分のこととして考えるのにふさわしい良書である。 <br />著者の誠実さと真心に敬服する。 <br />

評価:ユーザ評価は5.0点です 「薬害C型肝炎」とはなにか この一冊でわかる 2008-08-23

9人中 9 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

C型肝炎は、サリドマイド・スモン・HIVなどとくらべ、あまりにも身近な病気だから、かえって「薬害」であることが実感されにくい。 <br />国内で年間3万人がウイルス性肝炎で亡くなっているという。「エイズ治療の技術が進み、エイズではなくC型肝炎で亡くなる血友病患者が急増していた」ことも驚きだ。 <br />テレビや新聞で報道されているわりには本質がわかりにくい問題に、丁寧に答えている。 <br />C型肝炎訴訟についてはいくつか本が出ているが、これが一番おすすめです。

評価:ユーザ評価は5.0点です 「命」を賭した女の闘い 2008-09-20

6人中 6 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

この本を読んでみて、いかにこの「薬害C型肝炎」の問題を知った積もりになっていたかを思い知りました。 <br />それなりに関心を持って、この問題の報道に注意していた積もりだったのですが、第5章もほとんど知らず、知っていたのは最後の第6章の部分だけでした。 <br />結局は、「418人リスト」が出て、世論が大騒ぎを始めてからでした。 <br />従って、ここに登場する原告の人たちが、5年間と言う長い間、「命」を担保として戦い続けた苦しみは全く知らなかったということです。 <br /> <br />それでなくとも医療関係の訴訟は難しく、なかなかその責任を追及する手だてがありません。 <br />今回は、それに加えて「官僚の壁」です。 <br />ここに立ちあがった女性たちの強さをしみじみ感じました。 <br />この本を読んでいる間にどれだけ涙を流したでしょう。 <br />書かれている文章自体は、決して上手いとは思いません。 <br />しかし、そこには「真実」の持つ強みがあります。 <br />そうした彼女たちの苦しみに裏打ちされた強い思いが、世論を、国を動かしたのでしょう。 <br /> <br />それにしても、官僚の怠慢にはほとほと嫌気が差します。 <br />それに、与党の「族議員」にも。 <br />何回、同じ事を繰り返せばいいのでしょう。 <br />いつになったら、本当の意味の官僚制度の弊害を無くす「改革」が行われるのでしょうか。

評価:ユーザ評価は5.0点です 日本国民として知っておくべき内容 2008-12-09

4人中 4 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

思い起こすともう1年以上前になるのか、山口美智子・薬害C型肝炎全国原告団代表の姿を毎日のようにニュース映像で目にしていたのは。そのマスコミの大きな取り上げ方から、何か非常に大きな、そして深刻かつ重大な問題なのだろうと実感しつつ、内情はほとんど理解できていなかった自分をこの本を読んだのちに知った。後悔した。これほど長い歳月を孤独の中で苦しみ続けていた人たちが大勢いた事実をきちんと把握していなかった自分が情けなかった。 <br />出産時の出血が止まらなかった場合に、止血剤として使用された運命のウィルス汚染薬「フィブリノゲン」。そしてもうひとつの止血剤「クリスマシン」。どちらも人間の血液から製造される。血液製剤と呼ばれる薬だ。原料となるその人間の血液がウィルスに汚染されていたら、そしてそれを加熱殺菌処理せずに使用したら・・・・これがニュースでさかんに報道された「非加熱血液製剤」である。 <br />しかもその非加熱血液製剤の危険性を充分に承知したうえでなお、製薬会社は販売を続け、厚生省(当時)もそれを黙認する。その結果、何も知らない患者だった一般国民が無差別にC型肝炎に感染させられた・・・・これがこの事件の真相である。 <br />だから、山口美智子・原告代表が何度も口にするように、誰もがこの薬害肝炎被害者になり得る可能性があったのだ。人生を狂わされ、未来を奪われ、筆舌に尽くしがたい苦しい治療に耐え、高額の医療費を負担し、それでも命を落としていった被害者は多い。非加熱血液製剤の危険性が全く予想できなかったのならまだしも、わかっていてなんの対策も講じなかった製薬会社・国の功罪は限りなく大きい。 <br />そして、日本政府と官僚の吐き気がするような保身と事なかれ主義にも目を向けて欲しい。こんな思考回路を持つ人間たちに日本は支配されているのかと思うと、身の毛がよだつ。マスコミが報道してくれなければ、国民には知る由もなかったこの甚大な薬害。日本は本当に法治国家なのだろうかと疑問を持たざるを得ない。 <br />他人事ではないから多くの人に読んで欲しい。一気に読める。知る、という事がいかに大切かを教えてくれる一冊だ。 <br /> <br />

評価:ユーザ評価は5.0点です メディアの力、ペンの力を、もう一度信じてみようという気になった。 2009-01-26

3人中 3 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

薬害エイズの時もそうであったように、このC型肝炎の問題も、官僚と政治家と天下り企業との癒着のトライアングル構造の中で起こるべくして起こった悲劇であった。薬害エイズの時は国が裁かれ、そして十分ではないが個人も裁かれた。C型肝炎の場合は最終的には和解というカタチになったが故に、誰も裁かれなかった。我が国のキャリアたちの官僚組織は2年か、3年ごとに転勤させる制度になっているのは、責任の所在を“国家”というとらえどころのない組織に転換させる為の方策であるという。フィブリノゲン製剤承認取取消しに関するアメリカの情報を1978年の時点で、ミドリ十字、旧厚生省内部、そして国立予防衛生研究所では認識していたという。本書に実名で登場する女性たちの多くがフィブリノゲンを投与されたは1984年〜1987年の間だという。薬害エイズの時とまったく同じ構図ではないか。死を間近にした玲子さんという女性が、入院先のベット上で淡々と「私は自分の健康と命を、まず返してほしいんです。返して下ください・・・」と青い炎を燃やして語っていた姿をビデオに残すように説得して撮影したのが、本書の著者であったという。メディアの力、ペンの力、そして個人の力の、それぞれの執念が「国を屈服させた」と著者はいう。しかし、ここまで国と戦わなくては正義が貫かれない日本という国の情けなさに涙させられた一冊であった。