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カスタマーレビュー数:11
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25位
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23位
傑作。
2009-03-14
23人中 23 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
競技かるたという、あまり知らない題材にも関わらず、解りやすいストーリーにコマ割りや台詞の上手さ、スピード感がある描き方など抜群で引き込まれる。<br /><br />言葉はなくても、顔の表情だけで人物がどんな事を考えているか伝わってくる…<br />難しい事だと思えるのに簡単にやってのける、末次先生はすごいと思う。<br /><br />両親が千早の記事もスクラップしていた事を知った千早の嬉しくて泣くシーンや、千早から全国大会が決まったとメールが来て添付された画像を首を斜めにして見る新の姿にグッときました。
マンガ大賞2009
2009-03-31
11人中 11 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
マンガ大賞2009に選ばれたようで、 <br />やはりみんな面白いと思ってるんだな〜と実感しました。 <br />この巻では、白熱の都予選決勝の試合にいよいよ決着がつきます。 <br />かるたへの情熱を燃やすメンバーのエピソードはもちろん、 <br />新がかるたをやめてしまった理由が明かされたり、 <br />今回も熱い展開でした。 <br /> <br />和歌に託された昔の歌人の思いが登場人物にシンクロする造りは一読の価値ありです。 <br />同時に、歌は、現代に重ねることでまた別の世界を見せてもいて、 <br />その料理の仕方というか、解釈の仕方はとてもエキサイティングです。 <br />「心はいまも昔も変わらないですね」 <br />とは、かなでちゃんの台詞ですが、その感受性はとても新しくて、 <br />すごく印象的でした。
静かに燃える。〜祝♪マンガ大賞2009受賞〜
2009-03-13
33人中 31 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
表紙の色合いがガラッと変わりました。 <br />ずっとテーマにも関係している茜色でいくのかと思ってましたので意表をつかれました。 <br />緑も鮮やかでいいですね。 <br />いつも表紙の折り目に和歌が紹介されてますが、毎回楽しみです。 <br />今回は紫式部の和歌で、胸に染み入ります。 <br />受験一色な学校の古典の授業では、和歌の良さが掴めませんでした。 <br /> <br />競技かるたの世界は、体育会系スポーツの世界に比べると認知度が低く、 <br />さらに芸能人の千早のお姉さんに比べると開けた世界ではないことが描かれていてシビアです。 <br />千早たちも奮闘しているのに、インターハイ出場の部活に比べて目立たない扱いをされ、 <br />心が痛みました。それでもめげずに、特訓している姿がまぶしすぎます。 <br />私自身、競技百人一首はこの漫画で初めて知りましたが…。 <br />しかし、瑞沢高校かるた部の情熱が少しずつ周りを動かしています。 <br />家族や、先生たちとの関係も胸にジンワリきます。 <br /> <br />細かいシーンですが、かるた部顧問の宮内先生が作中で読んでいる百人一首の本、 <br />私も読んでみたくなりました。 <br />大筋ではない話の部分にも味があり、無駄がない。 <br />大筋に関していえば、一巻の冒頭のシーンが、 <br />ここまで読者を牽引しているのではないでしょうか。 <br /> <br />「お願い、誰も息をしないで」 <br /> <br />そんな千早の心の言葉からスタートしました。 <br />文化系の世界に限らず、どの世界も厳しく言い訳はできない。 <br />一呼吸も、無駄にできない。 <br />そんな千早の情熱の背後に、作者の存在を感じる。 <br />作者の末次さんご自身も、熱い方なのだろう。 <br /> <br />末次さんも厳しい漫画の世界で、漫画が本当に好きだという情熱がある <br />。間違いなく読者には伝わってくる。細部のこだわりに余念がないからだ。 <br />小うるさいかもしれないが、細々とした描写やセリフも、漫画好きの読者は見逃さない。 <br />だから私たち読者は、好感を持って「ちはやふる」という作品を手に取る。 <br /> <br />文化系スポコンとして、勝敗の行方を追うスリル感もますますエスカレートし、 <br />読み応え充分です。今から続きが楽しみです!
新、再生の巻
2009-03-15
12人中 11 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
全国大会へと駒を進め、近江神宮へ辿り着いた千早 <br />達。 <br />そして <br /> <br />そんな千早達を応援すべく駆けつける新。 <br /> <br />憧れた祖父の死から、閉ざされていた新の <br />かるたへの情熱がこの千早と太一との邂逅で見事に蘇りました。 <br /> <br /> <br /> <br /> <br />祖父の死の思い出に浸り会場に向かう新の <br />やかましい蝉の鳴き声に囲まれた <br />近江勧学館の前で一人佇む後姿が <br />本当に見事で、 <br />画面だけで、言葉なんて一切いらない。 <br />彼の迷いが描ききられていました。 <br /> <br />蒸す様な暑さの中で繰り広げられるかるたの全国大会で <br />これでもかと輝く千早と太一達を目の当たりにし、 <br />体調不良で棄権を余儀なくされ、 <br />張り裂けんばかりの大声で泣き崩れる千早の <br />その情熱に、心を突き動かされ <br /> <br />自分の中のかるたへの思いが燃え上がり <br />涙する新の再生が見事でした。 <br /> <br />千早は新たなライバルの登場の伏線が張られ <br />太一は千早の抜けたチームの要となり <br />新はやっと彼のかるたの道を辿り始める <br /> <br /> <br />印象に残る巻でした。 <br />3人のそれぞれに課せられたテーマを <br />彼等が今後どの様に乗り越えていくか楽しみで仕方ありません。 <br /> <br /> <br /> <br /> <br />
難しい題材をマンガ本来の力で描く
2009-04-21
4人中 4 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
競技かるたの世界を舞台に、友との固い絆、夢へ向かう情熱が、美しく、温かく、激しく描かれる物語。 <br /> <br />認知度の低い題材を取り扱ったマンガでは、ともすれば説明台詞やト書き、ナレーションが多くなり、結果、画面構成が煩雑になり、話の流れも途切れがちになることが多いように思う。 <br /> <br />「ちはやふる」について言えば、こうした欠点はまったく見あたらない。 <br />練り込まれたネーム、繊細かつ大胆な画面構成、そして圧倒的な画力によって、説明は最小限にして、あくまでもストーリーと画の力で、競技かるたの世界が描かれる。(もちろん解説ページは別にあるが) <br /> <br />さらに、登場人物の個性が競技カルタの多様な側面を象徴していることにも気づく。 <br />ヒロイン千早、そして新、太一は、それぞれ、感性(感じ)、技術、知力に秀でた個性を持ち合わせており、それは競技カルタの側面、競技者として必要な能力を代表している。 <br /> <br />また、瑞沢高校かるた部員たちのキャラもまた、それぞれ、かるたのもつ違った魅力を表現しているように思う。西田(肉まんくん)は競技としての面白さを、奏(かなちゃん)は古典文学・伝統文化としての趣きを、駒野(机くん)はチームプレーの大切さを・・・ <br /> <br />巧みなキャラ設計があってこそ、難しい題材にして、自然なストーリー展開を可能にしているのだろう。 <br /> <br />マンガ大賞2009おめでとう!