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カスタマーレビュー数:9
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ますます面白くなった2巻。作者遂にブレイクの予感!?
2009-02-01
23人中 17 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
今巻からぐっと頭角を現してきたのが樺島くん。老け顔の小太りでクラスのいじめられっ子だが、百舌谷さんの過激な言動を受け止められる唯一の理解者であり、弟思いのイイヤツである。 <br /> <br />本作はわりと視点が複数の人物にバラけており主観視点の少ない作品だが、数少ないモノローグの殆どを樺島くんが担っているのは特筆して良いだろう。彼が2巻でほぼ主人公に近い位置づけとなった事により、ぐっと読みやすさが増した。 <br /> <br />百舌谷さんは頭が良すぎ、性格が複雑すぎて感情移入しにくいし、1巻で百舌谷さんの彼氏となった竜田くんは脳味噌がかなり薄味(まあそれが本来の子供の姿だけど)なので面白味がない。やはり樺島くんが読者代表には適任だろう。 <br /> <br />百舌谷さんと樺島くんの関係はとても微妙で、それが本作の持ち味ともなっている。一見、女王様と下僕のようにコキ使われ、いじめられているが、その実百舌谷さんは樺島くんを信頼し切っており、樺島くんも自分が居ないと百舌谷さんがダメになってしまう事を理解している。 <br /> <br />彼女が樺島の弟・勇次郎とその看護師・珠美に近づき、ついポロッと樺島への素直な想いを吐露してしまうシーンが今巻のハイライト。ここまでずーっとギャグタッチで描いてきたからこそ、「ここぞ!」というシーンのシリアスさが胸に迫る。エピローグ的なラスト8ページは涙なしには読めなかった。 <br /> <br />総評:笑えて泣けて、登場人物が愛おしくなる作品。これまで人間心理の暗部を描いてきた作者だからこそ、ギャグテイストの中にも一筋縄ではいかない人物像を作り上げることに成功している。流行の「萌え要素」を取り込みながら、一方で批判を忘れていないのが作者らしい。ひねくれ者の面目躍如である。 <br />追記:勇次郎の初出時の衣装は必見です。ぶっちゃけ新しい属性に目覚めそうです。
前巻より更に面白くなってました!!
2009-01-30
16人中 12 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ツンデレギャグ漫画の第二巻です。 <br /> この漫画、ツンデレの少女とその少女が好きなのに何故か痛い誤解をされたまま(究極のどMとして)下僕としてそばにいることになってしまった少年のお話なんですが、絵柄と話のおかしさが絶妙にマッチングしていて、めちゃくちゃ可笑しいです。 <br /> ヘゴイモとまで呼ばれたりする不細工でマッチョでダサダサのいじめられっこの少年と、お金持ちで美貌の持ち主ながらツンデレ(この世界での一部ツンデレは完璧な人格障害とされている)の少女の取り合わせの妙と、ドタバタ、シチュエーション、心理描写のおかしさで、1巻も面白かったですがこの二巻で面白さは更に倍増しておるように思われます。女の子の逆上ぶりやツンデレぶり鬱屈ぶり、男の子の屈折ぶりとMっぷりにけらけら笑っちゃいました。 <br /> もっとも、この漫画はたぶん、好みがハッキリ別れると思いますのでそのあたりはご容赦を。ツボにはまる人だけとことん楽しんで下さい。個人的にはめちゃめちゃ好きでしたね、これ。表紙とかだけ見てロリコンものと片付けずに、面白い漫画好きの人はあうかあわないか試しに読んでみて欲しいです。
本領発揮
2009-01-28
12人中 7 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
1巻は世界観のお披露目といった感じで、設定こそ面白いもののギャグとしては力不足だと感じたのだが、この2巻は暴走する。とくにクワガタとのキスはツボだった。 <br />しかし、『NANA』を彷彿とさせる終わり方は、今後ギャグでなくなる可能性も示唆している。もともとの設定からして、心理描写に踏み込まざるを得ないのだが。 <br /> <br />この著者の漫画は主線が太くて大ゴマも滅多にないので、1ページの情報量が非常に多く感じられて決して読みやすくは感じないのだが、ひとコマひとコマが丁寧に描き込まれていることに好感を持っている。
寂しいツンデレ
2009-02-08
3人中 2 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
愛情を向けられ嬉しくなると相手を大怪我させてしまうくらい暴力を振るってしまう「ツンデレ病」の少女、小音。だから誰も好きにならないようにしているけれどしょせん小学生。誰もあたしをわかってくれるもんか、あたしが可愛がれるのは徹底的な弱者だけよ! でもどんなに暴力をふるっても受け入れてくれる相手の存在にたまらなくかわいらしい笑顔を見せる。その笑顔の為に僕はがんばっている……のかな? とときたま不安に思う被害者・樺島くん。 <br /> <br />1巻ではネームが多すぎて読みにくかったんだけど2巻ではネームも整理されて(コマはあいかわらず小さい)少し読みやすくなっている。 <br /> <br />しかし1巻の竜田くんはヒーローじゃなかったのか。
泣けて泣けて仕方がありませんでした。
2009-07-06
2人中 1 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ギャグ漫画……の皮を被った、とてもメッセージ性の高い漫画です。 <br /> <br />「そういう生き方しか出来ない人間」の心情描写を巧みに表現しています。 <br />1巻(百舌谷さん逆上する 1 (アフタヌーンKC))では、持論で塗り固め、やっとで立っている心の有様を。 <br />当2巻では、無自覚のうちに、塗り固めた持論が瓦解しているのに気付かない様を、 <br />見事なまでに描ききっている様に思えました。 <br />ギャグ漫画です。笑えます。 <br />でもそれ以上に、「そういう生き方しか出来ない人間」である人の、 <br />今やら過去やらをえぐります。 <br /> <br />読者の持っているものや、生き方によって、 <br />または世代で、受け取り方がさっぱり変わるかも知れません。 <br />これほど熱量の高い作品も珍しいので、面白い漫画に飢えている方は是非、一読してみて下さい。