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闘う社説 朝日新聞論説委員室 2000日の記録詳細情報とランキング

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闘う社説 朝日新聞論説委員室 2000日の記録

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闘う社説 朝日新聞論説委員室 2000日の記録

若宮 啓文
お勧め度:ユーザ評価は2.0点です カスタマーレビュー数:4

販売価格:1575円
中古価格:41円
定価:1575円
発売:講談社
発売日:
出版日:2008-10-30
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闘う社説 朝日新聞論説委員室 2000日の記録のユーザレビュー

評価:ユーザ評価は2.0点です 社説が作られる内幕を語る希少な本 2008-11-04

27人中 21 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

 筆者が朝日新聞社説の責任者を務めた間、どのように社説を作ってきたかが語られている。興味深く読んだが、感想は否定的になったので、以下個人的感想とお断りしておく。 <br /> <br /> 社説のこの間の特徴である「構造改革推進」と「改憲議論」に関して語られくだりでは、その重大性に見合うだけの説明がなく、幻滅を感じさせる。 <br /> 著者は小泉構造改革を擁護する一方で、貧困・格差と構造改革の関連を否定しており、構造改革の負の面については「改革を受け入れる社会が未熟だった」、「世論は移ろいやすい」と他人事のように述べている。更に格差論の背景を「景気先行きの安心感が抑えられた不満を押し上げた」としているが、雇用実態の悪化をどのように考えているのだろうか。 <br /> 使い古された「構造改革か、日本経済の破綻か」という二者択一論を展開しているが、働いても食えない経済は既に破綻している。 <br />  <br />PKOや有事法制賛成、そして護憲的改憲の議論など、朝日新聞の憲法論の変遷が語られ、著者がこの大転換を主導したことがよく分かる。筆者は護憲の新展開としているが、この流れを護憲とは到底思えない。この大転換に社内や論説委員のなかで概ね了解が得られたとのこと。 <br /> <br /> 社説が主張した「構造改革」のてん末や、「改憲議論」に載ったが、逆に改憲反対が多数になっている現状、これらを社説のミスリードとして省みる視点が必要だと思えるのだが。 <br /> この本を「闘う社説」と題し、自負を滲ませている筆者はいったい何と闘ってきたのだろうか。自己評価と社会状況が断絶しているように思える。 <br /> 他紙批判も結構だが、それ以上に自紙の主張や方針転換の社会への影響、責任をもう少し客観的に省みるべき。 <br /> 他紙よりましというだけでは、ジャーナリズムではない。 <br />

評価:ユーザ評価は1.0点です 空しく切なく悲しい本です 2008-11-17

25人中 14 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

闘った成果が無惨であればあるほど悲惨なことはない。 <br />それに気付かず堂々と裸の王様の様にしているのはさらに無惨だ。 <br />日頃朝日を批判している人が読むと切ない気持ちになります。 <br />バカにすらできません……

評価:ユーザ評価は1.0点です 朝日新聞の左翼電波文のメインライターとしてあまりに有名な若宮啓文氏ですが 2009-01-11

17人中 9 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

自称「不偏不党・公正なジャーナリズム」でありながら、なぜこのような怪文書レベルの電波文が社説として新聞に掲載されてしまうのか、カルトの内側からそのプロセスに迫ったなかなかの力作です。 <br /> <br />しかし、残念ながら「なぜ」彼がそのような言動をとってしまうのか、という肝心の部分には迫れていない気がしました。 <br />日本の古参左翼にありがちな歪んだ選民意識によるものなのか、洗脳によるのか、あるいは単なる精神疾患によるものなのか、また、プロバガンダを書くことによる資金の流れはどうなっているのかも気になるところです。 <br />次の作品ではそのあたりにフォーカスしてほしいと思います。 <br /> <br />http://www.google.co.jp/search?rlz=1T4GGIH_jaJP282JP282&hl=ja&q=%E8%8B%A5%E5%AE%AE%E5%95%93%E6%96%87&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=&aq=f&oq= <br /> <br />http://www.asahi.com/column/wakayama/TKY200503270067.html

評価:ユーザ評価は4.0点です 社説一本仕上げるまでにいかに議論がつくされるのか、それを垣間見せる書 2008-12-21

14人中 6 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

<br /> 「朝日新聞論説委員室 2000日の記録」というサブタイトルが示すように、2002年から今年08年にかけて論説主幹だった著者とその同僚たちが、いかに朝日の社説を執筆してきたかを記録した書です。 <br /> 著者が社説を担当していたのは、小泉劇場から安倍・福田と二人つづけて短命に終わった政権までの時期と重なります。それだけに激動と混乱の中の政治経済を見据えた社説現場の裏側が伺える本書は興味深い時代の記録といえるでしょう。 <br />  <br /> 私はこれを朝日の視点に身を置いて読むだけではなく、ときに産経や読売といった、対朝日陣営の社説の視点にも目を重ねながら読みました。そうすると実に面白い頭の体操のような体験を味わえます。朝日の論調に対して産経・読売が反論をする、それに対してさらに朝日が反論をする。そのやりとりまでが綴られる場合があり、そのどちらにも一理なくはない、さて私はどちらに与するか、またどちらの論調のどの部分に共感を得ながら、どの部分には首を傾げざるをえないのか、それを逐一考えながらの読書でした。 <br /> <br /> 時代の流れの中で、行く末を見誤る--というのが言いすぎであれば、行く末を見通せない--ということは誰にでもあります。多様な要素が複雑に絡み合う政治や経済の世界ではそれはなおさらのこと。 <br /> バブル崩壊後の金融機関への公的資金投入に対して朝日は当時「編集局をあげて『公的資金の注入反対』でキャンペーンを張った感があ」り(182頁)、一方読売は社説で「金融システム維持、景気回復、国際信用回復などのために避けられない措置である」と書いていました。そうした事実を踏まえて著者は、「その後の経済の流れを見ると、私には読売新聞の認識のほうが現実的だったように思われる」(183頁)と吐露しています。 <br /> <br /> 本書は決して自らを省みないような、相手を論破するだけの自己主張の強い本ではありません。その点が読んでいて好感が持てました。 <br />  <br />