アマゾン(amazon) ランキング
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カスタマーレビュー数:8
証券・金融市場 >>
14位
中盤が…
2008-12-21
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ソロス、副島さんの本と読み比べたかったので購入。 序盤はよくあるサブプライム問題の解説。 色々な本を読んでるせいもあって、真新しい情報はあまりなかった。 中盤は中国とドバイについて。 著者の主張では、中国もドバイもベアだ。 ドバイ運用者の大半が欧米人のため、運用は欧米の言いなりであること、 出資によって欧米金融機関への存在感は強めているが、結局は 過去の出資に対する追証であることはとても共感が持てた。 (後者については副島さんも述べている) しかし、中国がベアである理由については疑問が残る。 民族独特の思考や文化は国際的に見て大問題だが、 GDP上昇率という超マクロ視点からの意見はあまり述べられていない。 もちろん著者は把握していることだろうが、この点を無視して中国ベアと 読者が納得するであろうか。少なくても私はしなかった。 容量の問題で割愛したのなら、読者が全く期待してない核反応メカニズム等の 薀蓄の方を省いて欲しかった。 (金融とは全く関係ない内容で非常に残念。こんな内容は誰も期待していない) 最終章は金ブル推奨といったところか。 著者ご自身もソロモン年収2億円を捨て金鉱山を買収・経営しており、 発言に重みがある。 恐慌時には金価格・金鉱山株が上昇すること(テクニカル)、 金の需要に対して供給が追いつく見込みがないこと(マクロ)、 という理由付けには同感。 最近たくさん本を出版されているせいであろうか、 前述お二方に比べると内容が凝縮されてない気がする。 ただ、金ブルの理由はとても参考になったので、自身の ポートフォリオを考え直すキッカケになりました。
近未来を鋭く予測する著者の洞察力には敬意を表したい。
2008-10-28
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リーマンショックをきっかけとして、世界的に株価の下落が止まらない。まさに「平成恐慌」と言っていい状況に陥りつつある。 本書は、今年の7月の出版であるが、現在の状況をほぼ予測していることに、驚きを感じる。 また、中国については、「中国パッシング」として、すでに投資不適格と切り捨てているし、ドバイに象徴されるような中東産油国の未来は原油価格の低下で、何の存在感もない地域になると予測している。 こういう中で、日本では代替エネルギーの開発やエコ住宅の販売、常温核融合で世界最先端を行く技術など、日本の未来は明るいとしている。 これからは、ドルではなく金であるという著者の主張には異論があるが、近未来を鋭く予測する著者の洞察力には敬意を表したい。
部分的には参考にしてもよい
2008-10-25
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なかなかダイナミックな発想の著者は他の著書も読んでいて何から何まで悲観的なことを一斉に言いだす書籍より楽しめた。部分的には参考になると思う。ただいかなる経済に関する予測を交えた内容の本に出会っても参考にするだけにするのがいいと思う。為替だろうが、株だろうが、結局上がるか、下がるか、経済も景気がいいか不景気か50,50の確率じゃないかと思う。どっちかに絞っていっていれば必ずあたるから結構いい確率であたるんだろうなと思う。成功者が成功の秘訣を人に言うとは思えないし、たかだか1500円程度の値段で教えるわけないというのが20年間投資をあらゆる分野でやってみて損したこともあればもうけたこともある私の考えです。ただ、世の中のいろいろな意見はたとえ電車のなかのおばちゃんの会話にもトレンドの傾向がわかったりすることもあるのでいろいろな本を読んで研究するのはいいことです。
独自の相場観で、サブプライム後の世界を読み解く
2008-08-18
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サブプライム問題はまだ終わっていない。これから、本格的な世界金融恐慌に突入する。その時こそ、「金」がチャンスである。 金鉱山を経営し、長年恐慌研究を続けてきた著者が、サブプライム問題後の経済動向を踏まえ、今後の世界経済を予測する一冊。 データ出展が明確でない部分が所々見受けられるが、新聞・雑誌だけでは読み解くことの出来ない生きた情報が、本書には詰まっている。
面白いですね。
2008-07-16
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面白かったです。たしかに60年に一度のチャンスなのでしょう。著者の言うとおりに、分散投資などという「古い」投資哲学は、大金持ちにだけ許された贅沢なんでしょうね。こんな皮肉なブラックユーモアまがいの言説をちりばめたベストセラーが日本で大衆向けに昨年に生み出されているのは皮肉な現象です。著者によるアメリカの現状の解説は見事です。そう賞味期限切れの欧米中心型金融システムなんでしょう。1980年に始まったこの流れは仕組みとしてはとうとう自滅したのです。もっとも混乱の中で自滅されては、米国外への影響が大きすぎます。そう銀行から100万円を借金して返済できなければ銀行に殺されますが、1兆円を銀行から借金できたら、逆に銀行の運命は借り手が握っています。そしてsovereign wealth fundsによる出資はこのゲームの中での「追証」のような存在なのです。でも危機の規模が拡大し、とうとうGSEにまで及んできた現在のアメリカの金融システムの危機を救える資本の出し手は、時価会計をしなくていいアメリカ政府だけです。でも、著者が指摘するように、おそらく日本からのrescue pacakgeも最後の段階には待ち受けているのでしょう。もう誰も覚えていないけど、ちょうどSL危機の露呈する直前の20年前(1987年)にも、経営危機に陥ったアメリカの金融機関BOAに総額で約1000億円以上のrescue pacakgeとしての資本協力が日本の金融機関によってなされました。今回は当時に比べて規模も大きくなっているため、日本の民間金融機関だけではなく、おそらく郵貯銀行も含めて10兆円規模の「資本協力」が「純投資」という名目でなされることもありえるのかもしれません。この純投資を正当化する外観をまとった「仕組み」はまた頭のいい人が考え出すのでしょう。中国パッシングの部分も面白く読めました。ところでオコナーの買収は新UBSの誕生後ではなく、SBC時代の話です。