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ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)詳細情報とランキング

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ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)

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ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)

東野 圭吾
お勧め度:ユーザ評価は3.5点です カスタマーレビュー数:26

販売価格:560円
中古価格:1円
定価:560円
発売:講談社
発売日:
出版日:1996-01-11
種別:# アマゾンの詳細ページを開きます

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ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)のユーザレビュー

評価:ユーザ評価は4.0点です 殺人か?それとも殺人劇か? 2007-05-13

8人中 7 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

“ある閉ざされた雪の山荘で”というタイトルから、よくあるミステリ小説の「外部から孤立した場所で逃げようにも逃げられない」という設定を連想する方もおられるだろう。しかし、本書の設定はそういったよくある設定とは異なる。この辺に著者の創意工夫が見られる。 <br />しかし、本書の見所はなんといっても、ラストの種明かし場面になるまで「実際の殺人なのか?」はたまた「殺人を題材にした劇を演じているだけなのか?」ということが分からぬまま、物語進むところであろう。ラストに至るまでの物語の進め方は、「さすが東野圭吾!」といったところである。 <br />ただ、個人的には種明かしをするラストが、あまりしっくりこない。どこか現実味が薄いというか…サプライズなラストを目指すあまり、不自然になってしまっているように感じる。まぁ、ラストの不自然さを差し引いても、十分に楽しめる作品ではあるのだが…。

評価:ユーザ評価は5.0点です お勧めです 2003-05-29

13人中 10 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

タイトルからいかにもアイデア勝負のシチュエーションものといった印象を受けるがこれがなかなかの秀作で、個人的には今まで読んだ東野作品で一番好き。 <br /> <br />まずキャラクターが、本格推理仕様に単純化されているようで、読み進むにつれ徐々に微妙な捻りが効いてくるのが心地よい。さらに、終章には単なる犯人当て以上の趣向が凝らされていて、ラストまで行き着いたあとに全体を読み返すと、随所にきっちり嵌め込まれた伏線にまた唸らされる。 <br /> <br />最近の東野作品のファンで、本格推理ものはまだなんとなく手に取らずにいる方にもぜひ読んで欲しい一作である。

評価:ユーザ評価は4.0点です 「騙り」の実験と帳尻合わせの人間ドラマ 2010-01-18

2人中 2 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

<br />仮想の“吹雪の山荘”における、虚々実々のドラマが描かれている本作。 <br /> <br /> <br />推理劇が演じられているという体裁が採られたメインパートでは、 <br />あくまで「観る」ことが可能な、客観描写しかなされていません。 <br /> <br />そのため、読者に、劇の背景となる登場人物たちの人間関係などのデータを <br />提示すべく〔久我和幸の独白〕という一人称パートが随時挿入されていきます。 <br /> <br />久我は、登場人物の中で独りだけ違う劇団に所属していた男で、彼に対する説明という <br />形を採って、読者に情報が示されます(外面のいい久我の、腹黒い内面が笑えますw)。 <br /> <br /> <br />以上のような叙述形式を採ることで、作者は、ある騙りの仕掛けを構築し <br />ており、本作はそのためだけに書かれた、といっても過言ではありません。 <br /> <br /> <br />とはいえ、“実験”だけするのはプライドが許さなかったのか、終盤 <br />になって、動機にまつわる、愛憎渦巻く人間ドラマを描いています。 <br /> <br />読者のなかには、いかにもとってつけたようなこの展開に対し、白けてしまう方も <br />いるかもしれませんが、そのあたりが後にベストセラー作家となる作者のバランス <br />感覚の表れなのだと思います。 <br /> <br /> <br /> <br /> <br />

評価:ユーザ評価は5.0点です 読者の目は神の目にあらず。 2009-04-14

2人中 2 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

やられました。 <br />私は東野圭吾さんの作品を読むのは初めてでしたが、初めての作品がこれで本当に良かったと思います。 <br />舞台は「ある閉ざされた雪の山荘」 <br />次々と起こる殺人事件は、芝居なのか?殺人なのか? <br />著者は我々にこう問いかける。 <br /> <br />しかし、なんとずるいのだろう。我々が白か黒かと迷っていると、最後に著者は何食わぬ顔で灰色のカードを切ってくるのだ。 <br /> <br />そしてこの小説は、2度目がまた面白い。 <br />1度目は事件全体を見渡す、いわば「神の目」で。 <br />しかし、2度目に読み返すときには、我々の目線は「神の目」にあらず…。 <br /> <br />超大技炸裂!の看板に偽り無し。最後の最後の最後の最後までわからないミステリーと、驚愕の終幕。 <br />東野圭吾を読み始めようと思っているユーザーには、是非オススメしたい一冊です。 <br />

評価:ユーザ評価は3.0点です 「純粋に」推理だけを楽しむ 2009-05-10

4人中 3 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

東野圭吾はきっと、推理小説を書くのが3度の飯より好きに違いない。 <br />仕事と割り切って書く人との対極にいるに違いない。 <br />そんな気がする。 <br />ガリレオシリーズを読んだときもそうだったが、この「ある閉ざされた雪の山荘で」を読んで確信した。 <br /> <br />いったい誰が犯人なのか、とても気になる。 <br />でもそれだけなのだ。なぜそんな犯行を企てたのか? そのための準備は? <br />そういった部分の描写にはまったく心を配っていないのだ。 <br /> <br />「純粋に」推理小説を楽しむには、うってつけの本だ。