クリックすると拡大します
カスタマーレビュー数:15
ランキングには入っていません
ランキングには入っていません
ランキングには入っていません
ピエロの人形に語らせるという意外な手法♪
2007-04-27
6人中 6 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
十字屋敷で殺人事件が起きる。犯行がどのように行われたか、 <br />その一部始終を知っているのは犯人と被害者の2人だけ。普通の <br />ミステリーならこういう感じだが、この作品は犯行のすべてを <br />見ていたピエロの人形を語り手として登場させるという、驚く <br />べき方法をとっている。そしてそのことによって作品に、より <br />立体感を与えている。殺人のトリックも、全然予想できない意外な <br />方法だった。竹宮家の人たちの確執も、この作品をより面白く <br />している。最後に、頼子の娘佳織がつぶやいた一言が衝撃的で、 <br />いつまでも余韻が残った。
ラストの言葉が・・
2005-05-12
6人中 5 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
最初はどこから面白くなってくるんだろう??と読んでいたら<br>途中から展開が変わる変わる・・続きが気になってどんどん<br>読めました。数々のトリックが明らかになっていくのが面白いです。<br>また話の途中途中でピエロの目から見える、人々の会話や景色が<br>盛り込まれていて話を面白くさせているなぁと思いました。<p>ただラストの佳織の言葉が気になって仕方ありません。
見事と言うしかない作品
2005-06-10
9人中 6 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ピエロの人形が殺人の現場を目撃しているという趣向の話です。東野圭吾はピエロの人形が好きらしくて、『卒業』にも登場させています。ピエロの人形を登場させると良い作品ができるというジンクスを持っているのだそうです。本作もそのジンクスにふさわしい傑作となりました。しかし、クライマックスに至るまでは極めて地味な話です。新本格風のタイトルが付いている割には極めて普通の推理小説という感じで、殺し方が特に奇抜なわけでもなく、怪しげな雰囲気も漂いません。<p>ところが、謎が解明され始めるあたりから、物語はにわかに活況を帯びて来ます。謎の裏にまた謎があるという作者お得意のパターンが繰り広げられ、じつは本作における作者の中心的な狙いはここにあったのだとわかった時には衝撃を受けました(私の予想が甘かっただけかも知れませんが)。そして、ラスト1ページでの意外な人物の意外な心境の吐露が、なんとも言えない読後感を残します。
東野圭吾さんの作品はハズレがない!
2008-04-11
3人中 2 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
この作品も、それなりに楽しめました。 <br />ホント、全体的にハズレがないですねぇ。 <br /> <br />ただ、他の作品と比べると少し評価は落ちるかなぁ…って感じです。 <br /> <br />ピエロの視点は斬新だとは思いますが、 <br />個人的にはあまり好きではなかったです。 <br /> <br />評価的には、星3つということで。 <br />(この作品がおもしろくないというよりは、 <br />他の作品がおもしろいため、期待しすぎてました。)
新型の叙述トリック
2006-09-05
3人中 2 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
作者がまだ本格ミステリの世界にいた頃の作品。題名が示す通り、ピエロ人形が重要な役割を果たす。 <br /> <br />通常、一人称でミステリを語る時、読者は叙述トリックを警戒する。しかし、本作品で事件を目撃するのはピエロ人形なのだ。そして、ピエロ人形の視点から事件は語られ、当然人形は嘘をつかない...。 <br /> <br />本作を読んで、作者は新しいタイプの叙述トリックを開拓したと感心した。「秘密」以降、普通小説に転向した作者だが、本格ミステリ時代にも構想力・人物造詣・ストーリー構成に充分な力量があったことを見せ付けてくれる一作。