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江戸幕末滞在記―若き海軍士官の見た日本 (講談社学術文庫)の アマゾン(amazon)の関連カテゴリでのランキング情報です。 また、あわせてレビュー、他の通販ショップでの価格情報を表示します。
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カスタマーレビュー数:3
デンマーク人の青年がみた幕末の日本
2007-12-21
10人中 9 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
外国人が持つ日本の印象は今でもフジヤマ、ゲイシャ、ハラキリだったりする。慶応2年に 神奈川に訪れたスエンソンは、富士山の美しさに感嘆し、訪れた遊郭で芸者たちの不気味な雰囲気に驚き、また、日本の女性は美しいとほめまくり、サムライが行うハラキリの不思議を日本人が大好きな赤穂浪士の話から解説している。正しくない表記も多いが、スエンソンの持つおおらかで好奇心旺盛な性格と、日本対する友好的な態度、少々オーバーな文章表現がとてもかわいらしく許してしまう。 茶屋で出会った日本の商人たちと会食して「日本、フランス同じこと!」と語り合いすっかり意気投合してしまう。また、軍艦で行われたパーティではカンカン踊りが披露される。招待された日本人たちはあっけにとられ、女装した海兵たちと舞踊らされた侍たちをみて、普段はしかめつらしく威厳をたもっていた武士たちがこのときばかりは可笑しさに大爆笑する。 書かれている事柄はどれもユーモアにあふれ心温まるエピソードばかりである。 幕末といえば政治的に混沌とし、左幕だ倒幕だの男くさく物騒なイメージだったが、この本を読むと、当時の人々武士も庶民も明るくたくましく日々生きており、外国人ともうまく外交していたんだなと思う。今の時代を生きる私見習うべきところが多々ある。
日本に悪習はふたつしかない、それは酒好きと女好き。
2007-02-24
15人中 14 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
江戸末期から明治にかけての日本が外国人にどう写っていたか興味があって、 適当に漁っているなかで手に取った一冊である。 著者のスエンソンはデンマーク人。 24歳のときフランス海軍の軍人として約1年間、日本に滞在した。 1966年から1967年というから、明治維新の真っ只中である。 とはいえ、政治向きの話はあまり出てこず、 もっぱら社会習慣や人々の暮らしへの観察をつづっている。 ・日本では男も女も狂信的な喫煙者だ(p60) ・日本人は清潔好きで公衆浴場に行かないと一日が終わらない。(p126) ・日本人は子どものときから徳行を教え込まれ、最下層の人々の間ですら 礼儀が要求される。 ・悪習らしい悪習は日本には二つしかない。酒にすぐ手をだすことと、 あまりに女好きなことである。 などなど、おもしろい観察が多数見られる。 特に宗教に関する考察では、 天皇とローマカトリック法王との類似性について言及していて たいへん興味深い。 スエンソンはその後、中国と日本の通信回線敷設に力を尽くし、 41歳のとき勲三等旭日中綬章、50歳のとき勲二等瑞宝章を受章している。 生涯を通じた知日家の、若き日の日本探訪記として 一読の価値はある。
デンマーク人が見た幕末の日本
2004-09-19
14人中 12 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
フランス海軍に籍を置いたデンマーク人である著者が、1867年8月から一年ほど日本に滞在した時の模様を書いたものである。イギリスと対照的にフランスは幕府側を支持したのであるが、その政治的立場が反映された描写はない。外交上の大きな出来事として書かれているのは、徳川慶喜と四ヵ国公使の謁見ぐらいで、著者が日々見聞した日本及び日本人の描写と、それを元にした日本人論的な記述が主となっている。著者の日本語の理解力が低いことによる誤解や、他書から何の検証もせずに行った引用も多いが、丁寧な訳注がそれを補っている。著者はこの間、二ヶ月ばかり朝鮮にも滞在しているのだが、その時の模様が省かれているのは残念である。