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カスタマーレビュー数:11
思い出すこと
2005-08-27
9人中 3 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
この本、詩を読むといろいろなことを思い出します。というのは、自分自身、この本に出てくる子ども達が学んでいたのと似た、病院が隣接した養護学校で仕事をしていたことがうるからです。いい思い出、楽しい思い出もありますが、つらい思い出もあります。十分なことができなかったという思いもあります。心が温かくなり、同時に胸がチクチクと痛む、私にとってはそういう本です・・・・。
医者である事の無力さを感じる時
2005-04-07
18人中 9 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
医学生の頃、私は、小児科の医者に成ろうか?と考えた事が有る。結局、私は、小児科医ではなく、内科医に成った。だから、私は、医者に成ってからも、子供の死に立ち会ふ事は無かった。そうして、私は、医者としての年月を重ねて来た。だが、昨年、本屋で、初めてこの本を手にした時、医学生として、小児科病棟を回った時の事が、そして、小児科の医者に成ろうか?と考えたその頃の事が、頭をよぎるのを、私は、どうする事も出来無かった。そして、初めてこの本を読んだ時、私は、自分は、矢張り、小児科医に成らなくて良かったのではないか?と思ってしまった。--私は、この本に書かれた、子供達の言葉を、直視出来無い。そんな私の選択を「逃避」と呼ばれるのなら、返す言葉は無い。しかし、とにかく、私には、この本に書かれた、病気の子供達の言葉を直視し続ける精神力が無い事を、私は、正直に告白する。--そんな私に出来る事が有るとすれば、それは、内科医として、病気を観察し、記録する中で、子供たちの病気に対する戦いの為に、何かインスピレーションと成る科学的事実を見逃さず、それを人類の知識に加える事だろう。もちろん、それも微々たる物にしか成らないだろう。しかし、いかに微力でも、それを続ける以外に、この本の言葉を残した子供たちに、私がしてあげられる事は、何も無いのである。(西岡昌紀・内科医/桜の春に逝った子供達を思ひながら)
命の大切さを教えてくれます
2004-06-06
18人中 13 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
小さな子供達が一生懸命書いた詩や絵から私達大人は大切なものをたくさん思い出させられ、考えさせられ、そして命の大切さ、生きるという素晴しさを貰うでしょう。まだ、小学生くらいの子供が「退院したらいっぱいお手伝いをしよう」そんな詩を読んでいると、こんなに小さな子供が親への感謝の気持ち、親の大切さを知っていて小さな手で親孝行をしようとしている姿。たまに弱音をはいている子供らしい姿。子供同士の友情、思いやり、助け合う姿。夢や希望を失わず前向きに歩く姿。私達が忘れかけていた事をたくさん思い出させてくれる大切な本だと思います。
テレビ朝日でドラマ化されます。
2004-03-19
40人中 35 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
私は、子供病院の近くに住んでおります。美瑛町の美馬牛小学校を思い出させる、かわいい赤いとんがり屋根が目印で北アルプスの景観をバックに印象深い建物であり、長野自動車道を長野方面へ走った時、豊科インターの手前左側に見ることができます。重い病気の子供が集められており、サイレンを鳴らしながら救急車が走っていくところを何度も見たことがあります。この本を初めて見たのは、子供病院の子供の本として本屋に山積みされていたところでした。幼い心で身近に「死」を感じながら、治療に耐えて日々を過ごす子供たちの文章は、上手ではありませんが、胸に迫るものがあります。親御さんの文章にも心を揺さぶられてしまいます。読む度に「生きている」こと「健康でいる」ことの「有り難さ」を思い出させてくれます。04年にテレビ朝日でドラマ化されます。財前直見さんが子供病院の院内学級の教師を演じます。詩集とドキュメントレポートを原作に 描いた物語だそうです。ドラマをご覧になり、感じるものがあったなら、ぜひこの本も読んでみてください。
言葉を超えて伝わるもの
2004-03-02
29人中 22 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
この本に、収められている詩は、どれも素晴らしく、2日で一気に読み終えてしまった。 もしも、無理矢理難点を付けるとすれば、出版物にしては、あまりにも稚拙過ぎる言葉が多い事であるが、この本は逆にそれがプラスになっていると思う。 子どもさん達の素直な想いを「そのまま」文字にしているからこそ、『生きるという事の重み』が、しっかりと伝わるのだと思う。 特に、今何か悩みを抱えている人には、必ず何かを伝えてくれると思う。