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セブンアンドワイ ヤフー店 Yahoo!ショッピング(ヤフー ショッピング) 1995円
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完璧に本書を言い表した書名
2008-12-10
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もともと5つの別の短編を単行本化にあたり、2つの書き下ろしを加え、ひとつの物語に構成し直したものらしい。ところがこれが抜群にうまくいっている。遠い未来、人類は極端に減少し、ロボット(TAI)が地球の支配者になっていた。人間である「僕」はアンドロイド「アイビス」に捕らえられた。しかし、捕虜生活とは思えないもてなし。そしてアイビスは「僕」に7つの「物語」を語って聞かせる。。すべて人間とマシン(ロボット、コンピュータ、AI)の物語。。というお話。コンピュータという理論的な思考回路がブレイクスルーして、人間の命令よりも自らの思考が正しいと思ったとき、どういう言動をするのか。本書はそれを媒介にして人間の限界を痛いほど指摘し、しかし美しく心地よい結末を迎える。そしてもうひとつのテーマである、物語(フィクション)の意味や存在理由までもストーリーのなかで昇華させている。本を読むことが好きな自分にはなんだかうれしくてたまらなかった。物語はそれぞれ小テーマがあり、読みやすく、ヴァリエーションがあるので飽きさせない。とくに「詩音の来た日」は珠玉の一品。最後の物語はAIの言語がちょっと読みづらく、長い気きがしたが、温かく壮大な結末まで読めば、満足感があった。タイトルもいい。「アイ」はアイビスの愛称であり、AIの「I」であり、虚数の「i」であり、本書ではロボットには絶対に持ち得ない感情とされているけど、きっとこの物語に溢れている「愛」なんだろうな。
SFに興味ない人にも
2008-11-13
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海外出張の際、時差ぼけで眠れない時のために何となく持って行ったのだが、読み始めたらやめられなくなって、よけいに睡眠時間が短くなってしまった…。各作品とも楽しめたが、やはり「誌音…」が秀逸。この手のSF(敢えてジャンル分けするなら)を普段読まない人も是非読んでみてほしい。SFファンも変に斜に構えないで素直に感動すればよいと思う。
サイエンス・フィクションの底力
2008-11-05
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こちらの評価がとても高いので、ほとんど騙されたつもりで読んでみました。 この作者の小説を読むのは、この作品が初めてです。普段、SFはほとんど・・・というか、全く読まないのですが、読了して、本書は「SF」というジャンルに閉じ込めてしまうには、あまりに勿体無いと思いました。 皆さん書かれていますが、特に後半の「詩音が来た日」から「アイの物語」は、強いメッセージ性が嫌味にならない心地よさで提示され、最高の幕切れを迎えるエピローグに至るまで、久しぶりに小説というものを堪能させて頂きました。 読み終わって、前半の5つの物語はそれぞれ書かれた年代の異なる短編で、最後の二編「詩音が来た日」「アイの物語」が本書のための書き下ろしなのだと知りました。 一番発表時期の古い短編は、1997年の「ときめきの仮想空間」で、これ一編だけを読む限り、良くも悪くもマニア向けのSF小説の枠を脱し切れていない印象を拭えません。 けれど、書き下ろしの「詩音が来た日」「アイの物語」に至っては、ストーリー、テーマ、構成、表現、どれをとっても感服せざるを得ず、さらに、10年前に発表した短編も含め、バラバラに発表された短編を、一つの「アイの物語」として昇華させてみせた作者の力量そのものにも、唸らされました。約10年をかけて、作者が作家として真に力をつけて来たことがヒシヒシと感ぜられ、「サイエンス・フィクション」というジャンルの可能性にまで思いを馳せる読書体験となりました。 ぐだぐだと書きましたが、普段SFなんて読まない!とい方にも、強くおススメします。
思い込みの、落とし穴
2008-10-06
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アイが語った物語も、アイ自身の物語も、どの話もよかったのですが、SFに登場する用具や言葉が、こんなにも人の心理をついたものだとは知らなくてすごく驚かされました。 物語では、けっこう現実の世の中への皮肉が交じっているような気もしますが、アイの視線がすごく優しく感じられました。
「詩音が来た日」の為だけにでも買うべし!
2008-01-23
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「詩音が来た日」が最高です。泣きました。 むしろ、この単品が欲しかった。 最終話の「アイの物語」は、「詩音が来た日」ほどの感動は正直無かった。 ヒトとマシンの過去に何があったのかということも思った程のインパクトとカタルシスが無い。 普通にアンソロジーとして最終話に「詩音が来た日」持ってきたほうが読後の満足感があったのではないかと思う。